ヤフーカードの国際ブランドはどこがおすすめ?ベストな選び方解説!
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「ヤフーカードの国際ブランドの選び方を教えて」
「国際ブランドによるサービスの差ってあるの?」
人気の共通ポイント「Tポイント」をもっとも貯めやすいクレジットカードとして、人気のカードが「ヤフーカード」です。
ヤフーカードでは、JCB・Visa・Mastercardの主要国際ブランドを全て選択することができますが、どの国際ブランドで発行すればいいのかわからないという方も多いでしょう。
ヤフーカードの国際ブランドの違いでは、電子マネー対応・付帯サービスの内容に若干の違いがあり、選択する国際ブランドによってサービス内容が変わってきます。
今回は、ヤフーカードを今から作ろうと思っている方のために、ベストな国際ブランドの選び方を解説します。
目次
ヤフーカードの国際ブランドはどこで作るべき?国際ブランドによる違い
ヤフーカードの発行の際には、JCB・Visa・Mastercardの主要3ブランドから好きなブランドを選択して発行することができます。
国際ブランドの違いによる年会費や還元率の差はありませんが、電子マネー対応や付帯サービスに若干の違いがあります。
選択する国際ブランドによって、カードを利用できる加盟店も変わってきますので、国際ブランドの選択は重要な選択肢であるといえるでしょう。
実際に国際ブランドの違いによって、どのような違いがあるのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、ヤフーカードの国際ブランドの違いによるサービス・機能の違いを解説します。
nanacoチャージ改悪によってJCBの絶対的優位は崩れた
「ヤフーカードはJCBで作れ」というのが、ヤフーカードを作る際の基本の考え方となっていました。
これまで、ヤフーカードでは国際ブランドをJCBに選択した場合にのみnanacoチャージでの1.0%のポイント還元の特典がありました。
しかし、2018年2月28日からは改悪により、ヤフーカードJCBでのnanacoチャージ還元率が0.5%に引き下げされたのです。
逆に改善されたのがVisa/Mastercardブランドで、これまでnanacoチャージでのポイント付与は対象外でしたが、2018年2月28日からはnanacoチャージで0.5%還元が可能です。
このnanacoチャージ付与条件の変更により、ヤフーカードJCBの絶対的な優位は崩れ、別の観点での国際ブランド選びが必要となったのですね。
au WALLET利用ならMastercard!VisaはTマネー非対応
現在では、ヤフーカードでは、国際ブランドを問わずにnanacoのチャージで0.5%のTポイントを貯めることが可能となっています。
ヤフーカードは電子マネーとの相性は良いとは言えず、nanaco以外の電子マネーのチャージではポイント還元をうけることができません。
国際ブランドをMastercardに選択した時のみ、au WALLETのチャージで1.0%のTポイントを貯めることができますので、au WALLETの利用者はMastercardがオススメです。
ヤフーカードでは、Tカードで利用できる電子マネー「Tマネー」のチャージにも対応していますが、TマネーチャージはVisaでは非対応となっています。
Apple Pay登録の際も、Visaブランドを選択した場合には機能の制限がありますので、電子マネー利用を前提とするとVisaは若干不利と言っていいかも知れませんね。
ヤフーカードの国際ブランド共通のメリット
ヤフーカードの国際ブランド共通のメリットとして、Yahoo!ショッピング・LOHACOでポイント還元率3.0%になる特典があります。
Yahoo!ショッピング・LOHACOでのカード利用では、期間固定TポイントはPayPayボーナスライトに変わりましたので、
- ストアポイント:1.0%の通常ポイント
- クレジットポイント:1.0%の通常ポイント
- ヤフーカード利用特典:1.0%のPayPayボーナスライト
の、合計3.0%のポイントを貯めることが可能です。
- Yahoo!ショッピングの超絶お得な5のつく日
MastercardならコストコでTポイントを貯められる!
コストコでお買い物をする機会のある方は、ヤフーカードの国際ブランドはMastercardで作るべきです。
これまで、コストコで利用できるクレジットカードはアメックスブランド限定となっていましたが、2018年2月からコストコで利用できるクレジットカードがMastercardに変わりました。
ヤフーカードユーザーにとっても、Mastercardブランドを選択すればコストコでのクレジット決済が可能となったのですね。
1回あたりの購入金額が大きくなるコストコで、1.0%還元でTポイントを貯めることができるというのは、非常に大きなメリットです。
Tポイントは、ファミリーマートをはじめとしたさまざまな店舗で1ポイント=1円として利用できますので、コストコで大量に貯めたTポイントをお得に活用することができます。
コストコでお買い物をされる方は、国際ブランドはMastercard一択で間違いないでしょう。
加盟店シェアで国際ブランドを考えるとVisa一択!
加盟店のシェアで国際ブランドを選択するのであれば、Visaブランドを選択しておけば間違いがないでしょう。
国際ブランドの違いによるもっとも大きな差となってくるのが、カードを利用することができる加盟店の違いです。
クレジットカードのもっとも著名な専門誌である「ザ・ニルソン・レポート」で、2015年のクレジット加盟店での国際ブランドの取引シェアをまとめてあります。
Visa | 44.1% |
---|---|
Mastercard | 29.0% |
ユニオンペイ | 15.0% |
アメリカン・エキスプレス | 7.1% |
JCB | 2.7% |
ダイナースクラブ | 2.2% |
こうして比較してみると、世界中でクレジットカード決済をしている方の2人に1人がVisaブランドを利用している、ということがわかります。
海外での利用を前提とした場合には、Visaブランドの使い勝手の高さは非常に有利となっています。
ヤフーカードがはじめてのカードなら、国際ブランドにはVisaを選択しておけば便利に利用することができるのですね。
国際ブランドによる付帯サービスの違い
ヤフーカードでは、選択する国際ブランドによって、各ブランドが提供する付帯サービスを利用することができます。
国際ブランドの付帯サービスでは、とくに海外旅行の際に便利に使える優待などが充実しており、ヤフーカードのサービスとあわせてお得に利用することが可能です。
ここでは、ヤフーカードの国際ブランドによる付帯サービスの違いを解説します。
JCBではJCBプラザ/プラザラウンジなどの海外サービスが充実
国際ブランドをJCBに選択すると、もっとも便利に利用できるサービスがJCBプラザ/プラザラウンジなどの海外デスクのサービスです。
海外主要都市に設置されたJCBプラザでは、日本語スタッフによる対応で、加盟店の案内や公共交通機関の案内などのインフォメーションサービスを利用することができます。
JCBプラザラウンジではJCBプラザのサービスに加えて、
- ドリンクサービス
- マッサージチェア
- 日本語雑誌・新聞の閲覧
- 手荷物預かりサービス
などが提供されており、旅行中の休憩などにも利用することが可能です。
JCBでは、海外の加盟店の優待情報が満載のJCB優待ガイドも利用可能となっており、海外旅行中の食事やお買い物をお得に楽しむことができます。
海外利用には弱いと思われがちなJCBブランドですが、主要な観光エリアにはJCB加盟店も増えており、海外旅行でも便利に使えるサービスが充実しているのですね。
Mastercardはプライスレスジャパンでの優待がお得
国際ブランドをMastercardに選択すると、プライスレスジャパンでのお得な優待をうけることが可能です。
プライスレスジャパンでは「Hotels.com」の8%オフの優待割引など、ホテルやダイニングでのさまざまな割引優待をうけることができます。
とくにお得に利用することができるのが、Mastercardと「食べログ」が提供する、全国600店舗のレストランで利用することができる優待特典です。
- ウェルカムドリンク
- デザートサービス
- 飲食代金10%〜15%
など、店舗によってさまざまな特典をうけることが可能となっています。
ダイニング優待は、Mastercardプライスレスジャパンのページからクーポンを発行して利用することが可能となっています。
ほかにも、Jリーガーとのサッカー観戦のチケットが当たるチャンスなど「値段には変えられない」サービスが充実しているのですね。
Visaでは海外でのお得な優待サービスが充実
世界的なシェアNO.1となっているVisaブランドでは、やはり海外でのお得な優待サービスが充実しているのが特徴となっています。
- ハワイ
- グアム
- アジア
など、日本人にも人気の観光エリアでの特典が充実しています。
優待の内容は対象となる国によっても異なりますが、免税店での最大15%割引の特典など海外のショッピングでもお得に利用できる特典が充実しているのですね。
海外では、Visaブランドのクレジットカードで決済できる店舗が非常に多くなっていますので、優待を利用するには最適なブランドとなっているのですね。
Visaブランドのクレジットカードでは、海外キャッシングを利用して現地の現金を引き出す際にも非常に便利に利用することができます。
Visa対応の海外ATMの設置台数は多いので、現地で現金が必要になった際にも非常に便利に利用することができるのですね。
ヤフーカードは国際ブランド問わずにショッピング保険が付帯!
ヤフーカードの大きなメリットとなっているのは、国際ブランドを問わずにショッピング保険が付帯している点です。
ヤフーカードでは、カードで購入した商品の購入日から90日以内の商品の破損や盗難による損害を、年間100万円まで補償してもらうことができます。
自己負担として必要になる免責金額も、1事故あたり3,000円と少額になっていますので、少額な商品の商品事故の際にも利用しやすくなっているのですね。
さらに、ヤフーカードのショッピング保険では、Yahoo!ショッピングで購入した商品に関しては年間200万円までと補償金額がアップする特典があります。
ネット通販でも安心の補償でお買い物をすることができるのも、ヤフーカードの大きなメリットとなっているのですね。
国際ブランドによる審査難易度の違いってあるの?
国際ブランド選びの際に気になってくる点としては、ブランドによる審査基準の違いはあるのか?という点ではないでしょうか。
ヤフーカードの審査は、どの国際ブランドを選択した場合でも、カードを発行するPayPayカード株式会社による審査となります。
ですので、国際ブランドの違いによる審査難易度の違いはありません。
ヤフーカードの特徴のひとつとして、審査スピードの速さも大きなメリットとして挙げることができます。
最短2分で審査完了し、1週間程度でカードが届けられますので、急ぎでクレジットカードを作りたい方にも最適なカードとなっているのですね。
ヤフーカードの審査のハードルは高いのか?
ヤフーカードの申込資格は、高校生を除く18歳以上の方となっています。
専業主婦・学生の方でも申込みをすることができるクレジットカードとなっていますので、申込みの窓口は非常に広いカードであると言っていいでしょう。
審査基準の優しいクレジットカードといえば、必ず名前が挙がるカードでもあり、審査のハードルはそれほど高くはないと考察できます。
ただし、ブラックでも審査に通るカードというわけではありませんので、
- 多重申込み
- 他社クレカの支払いの遅延・未払い
- カードローンでの多重債務状態
などの方の場合は、審査に落ちてしまうリスクもあります。
ヤフーカードの審査の際には、他社の支払い状況がクリーンになっているか、などを確認してから申込みするようにしましょう。
- ヤフーカードの審査基準について
すでに持っているヤフーカードの国際ブランドを変えたい
ヤフーカードをすでにお持ちの方の中には、今の国際ブランドから変更したいと思っている方もいるかもしれません。
結論から言うと、ヤフーカードの国際ブランド変更は原則として不可となっています。
どうしても国際ブランドを変更したい場合には、すでに利用しているヤフーカードを1度解約して、再度審査を受けなおす必要があります。
解約・再申し込みの場合には、再度審査が必要になってしまいますので、確実にカードを発行できるわけではない、というリスクを負うことになってしまうのですね。
ヤフーカードではお得な入会特典もありますが、解約後の再入会の場合は特典の付与も対象外となってしまいます。
すでにお持ちのヤフーカードの国際ブランドを変更する、というよりは国際ブランド違いのサブカードを取得する方がお得になるケースも多くなります。
ヤフーカードの国際ブランドのベストな選び方
今回は、ヤフーカードの国際ブランドによるサービスの違いと、国際ブランドの選び方を解説してきました。
- 海外旅行での優待を求めるならJCBブランド
- au WALLET・コストコ利用者はMastercard
- 海外旅行・出張の多い方はVisaブランド
国際ブランドによる違いは、カードを利用できる加盟店の違いだけではなく、付帯サービスや機能にも若干の違いがあります。
自分の利用するテーマに合わせて国際ブランドを選択することで、ベストな国際ブランドを選ぶことができるのではないでしょうか。
ヤフーカードは人気の共通ポイント・Tポイントを効率良く貯められる優秀なカードとなっていますので、1枚は持っておきたいカードですよね!