JCB一般カードとJCB CARD Wどっちがおすすめ?特典・サービスの差を比較
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「JCB一般カードとJCB CARD Wのどっちを作るべき?」
「JCB一般カードとJCB CARD Wのサービスの差は?」
JCB一般カードとJCB CARD Wのどちらを作るべきか悩んでいませんか?
JCB一般カード・JCB CARD Wは、ともにJCBのベーシックなラインナップ「JCBオリジナルシリーズ」のクレジットカードです。
大きな違いとして、JCB CARD Wではポイント還元率が通常カードの2倍という特徴があり、一見するとJCB CARD Wの方がお得なカードに思えます。
しかし、これから申し込みする方は、ポイント還元率以外にもさまざまな特典やサービスの差を比べてみたいですよね。
今回は、JCB一般カードとJCB CARD Wを多角度から比較して、どちらのカードを作るべきか比べてみましょう。

目次
基本スペックを徹底比較
まずは、JCB一般カードとJCB CARD Wを基本スペックで比較します。
JCB一般カード | JCB CARD W | |
---|---|---|
券面デザイン | ![]() |
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年会費 | 1,375円(税込) | 無料 |
家族会員 | 440円(税込) | 無料 |
ETC | 無料 | 無料 |
申込資格 | 高校生を除く18歳以上の方 | 高校生を除く18歳〜39歳の方 |
国際ブランド | JCB | JCB |
還元率 | 0.5% | 1.0% |
旅行保険 | 国内:最高3,000万円 海外:最高3,000万円 |
国内:- 海外:最高2,000万円 |
基本スペックを比較すると、同じJCBのプロパーカードである両者のカードにも細かい違いがあることがわかりますね。
ここでは、基本スペックの違いから見える、JCB一般カードとJCB CARD Wの違いを解説します。
JCB CARD Wは永年無料、JCB一般カードは条件つき無料
年会費で比較すると、永年年会費無料で利用することができるJCB CARD Wの方が有利です。
ただし、JCB一般カードはオンライン申込みで初年度の年会費が無料になる特典があり、年間50万円以上のカードの利用で次年度の年会費も無料で利用できます。
条件を満たすことで、JCB一般カードもJCB CARD Wと同じようにコスト0円でカードを維持することが可能ですね!
JCB CARD Wは20代・30代限定で申込可能
基本スペックでJCB一般カードとJCB CARD Wを比較すると、大きな違いとなっているのが申込資格の違いです。
JCB CARD Wは高校生を除く18歳〜39歳までの方の申し込みに限定されており、40代以上の方は申し込みをすることができません。
40代以上の方は比較することなくJCB一般カード一択、ということになりますね。
30代・40代の方の場合は、よりステータス性の高いゴールドカードの利用もおすすめです!
ポイント還元率で比較
結論から言うと、ポイント還元率ではいつでもポイント2倍のJCB CARD Wが有利です!
JCB一般カード | JCB CARD W | |
---|---|---|
ポイント還元率 | 1,000円に1ポイント:還元率0.5%(5円相当) | 1,000円に2ポイント:還元率1.0%(10円相当) |
ポイント付与条件 | 月間の累計金額から | |
貯められるポイント | OkiDokiポイント | |
有効期限 | 2年間 |
JCB一般カードとJCB CARD Wは、ともにJCBのプロパーカードとなっていますので、貯められるポイントは共通の「OkiDokiポイント」です。
ポイントの付与条件は月間の累計金額からの付与ですので、毎月ポイントにならずに切り捨てられてしまう端数も最大999円と効率的にポイントを貯めることができます。
ここからは、さらに詳しくJCB一般カードとJCB CARD Wの還元率を比較します。
いつでもポイント2倍のJCB CARD Wが圧倒的に有利
ポイント還元率では、いつでも通常のJCBカードの2倍の還元率で利用できるJCB CARD Wがお得です。
さらに、JCB CARD Wは2019年12月31日までの入会で、入会後3か月間はポイント10倍のボーナスポイントが付与される特典があります。
合計の還元率は5.0%となり、JCB一般カードとの還元率の差は4.5%に開きます。
3か月で10万円を利用した場合、
- JCB一般カード:100ポイント(500円相当)
- JCB CARD W:1,000ポイント(5,000円相当)
と、獲得ポイントに開きがあり、JCB CARD Wを利用している方は4,500円相当お得です。
ただし、JCB一般カードでは、年間の利用金額に応じて次年度のポイント還元率がアップする「JCB STAR MEMBERS」が適用され、最大1.5倍の還元率で利用することができます。
年間利用金額 | ステージ | 次年度還元率 |
---|---|---|
30万円以上 | スターePLUS | 0.55% |
50万円以上 | スターβPLUS | 0.60% |
100万円以上 | スターαPLUS | 0.75% |
年間100万円を利用した場合の、2年目以降の還元率の差は0.25%となりますので、JCB一般カードとJCB CARD Wの還元率の差は少なくなりますね!
海外利用分はJCB一般カード・JCB CARD Wともにポイント2倍
JCB一般カードでは、海外利用分がいつでもポイント2倍になる特典があり、海外利用分はJCB一般カード・JCB CARD Wともに還元率1.0%です。
JCB一般カードでは、WEB明細サービス「MyJチェック」に登録のうえ、海外でカードを利用するとポイントが2倍、還元率1.0%になる特典があります。
JCB CARD Wでは、いつでもポイント2倍の特典がありますので、MyJチェックでの特典と重複したポイントアップは無く、海外でも還元率は変わらず1.0%です。
海外出張の多い方、海外旅行がお好きな方の場合、JCB一般カードでも同等の還元率で利用することが可能ですね!
JCB共通のポイントアップ特典
JCB一般カードとJCB CARD Wでは、JCB共通のポイントアップ特典を利用することができます。
- JCBオリジナルシリーズパートナー
- OkiDokiランド
JCBオリジナルシリーズパートナー・OkiDokiランドでは、それぞれ提携する店舗・ネット通販でお得なポイントアップ特典をうけることができます。
さらに、JCB CARD Wではいつでも+1倍のポイントが付与されますので、よりお得にポイントを貯めることが可能です。
ここでは、JCB共通のポイントアップ特典での、両者のポイント還元率の違いを比較します。
JCBオリジナルシリーズパートナー
JCB一般カード | JCB CARD W | |
---|---|---|
セブン-イレブン | 3倍 | 4倍 |
スターバックス | 10倍 | 11倍 |
エッソ・モービル・ゼネラル | 2倍 | 3倍 |
ルートインホテルズ | 7倍 | 8倍 |
- JCBオリジナルシリーズパートナー
OkiDokiランド
JCB一般カード | JCB CARD W | |
---|---|---|
Amazon | 3倍 | 3倍 |
楽天市場 | 2倍 | 3倍 |
Yahoo!ショッピング | 2倍 | 3倍 |
LOHACO | 2倍 | 3倍 |
エクスペディア | 2倍 | 3倍 |
JCBトラベル | 2倍 | 3倍 |
JCBオリジナルシリーズパートナー・OkiDokiランドともに、+1倍のポイントが貯まるJCB CARD Wの方が有利になっています。
ただし、例外的にJCB一般カードとJCB CARD Wの還元率が同等となっているのが、ECモール最大手の「Amazon」です。
Amazonは海外サイト扱いですので、JCB一般カードでは+1倍の還元率で利用できます。
対して、JCB CARD Wでは海外特典の+1倍の特典はありませんが、カード特典としての+1倍の還元率が適用されます。
よって、Amazonでの利用ではJCB一般カード・JCB CARD Wともに、3倍の還元率での利用が可能です。
- AmazonでのJCBカードの取り扱い
ポイントの使い勝手は同等!幅広い用途に利用可能
JCB一般カードとJCB CARD Wの利用で貯まるポイントは、共通してJCBの「OkiDokiポイント」となっており、1ポイント=5円として幅広い用途に利用することができます。
必要ポイント | 交換先 | |
---|---|---|
キャッシュバック還元 | 1ポイント | 3円分 |
JCBギフトカード | 1,050ポイント | 5,000円分 |
iTunes Card | 500ポイント | 1,500円分 |
nanacoポイント | 200ポイント | 1,000ポイント |
楽天ポイント | 200ポイント | 800ポイント |
Tポイント | 500ポイント | 2,000ポイント |
WAONポイント | 200ポイント | 800ポイント |
dポイント | 200ポイント | 800ポイント |
au WALLETポイント | 200ポイント | 800ポイント |
東京ディズニーリゾートパークチケット | 1,500ポイント | 7,400円相当 |
JALマイル | 500ポイント | 1,500マイル |
ANAマイル | 500ポイント | 1,500マイル |
使い勝手の良いギフトカードや共通ポイントだけではなく、ディズニーのパークチケットにも交換できる幅広さもOkiDokiポイントの大きな魅力です。
ポイントの使い勝手は両者ともに同等となっていますので、ポイントで比較すると、より還元率の高いJCB CARD Wが有利です。
カードの利用でお得にポイントを貯めたい方は、JCB CARD Wがおすすめですね!
付帯保険で比較
付帯保険で比較すると、JCB一般カードの方が補償内容に優れています。
JCB一般カード | JCB CARD W | |
---|---|---|
保険適用条件 | 利用付帯 | – |
国内旅行保険(死亡・後遺障害) | 最高3,000万円 | – |
保険適用条件 | 利用付帯 | 利用付帯 |
死亡・後遺障害 | 最高3,000万円 | 最高2,000万円 |
傷害治療 | 最高100万円 | 最高100万円 |
疾病治療 | 最高100万円 | 最高100万円 |
携行品損害 | 最高20万円 | 最高20万円 |
救援者費用 | 最高100万円 | 最高100万円 |
賠償責任保険 | 最高2,000万円 | 最高2,000万円 |
JCB CARD Wには国内旅行保険は付帯せず、JCB一般カードにのみ利用付帯で最高3,000万円の国内旅行保険が付帯します。
ここでは、JCB一般カードとJCB CARD Wの付帯保険の内容を深掘りして比較します!
旅行保険の補償ではJCB一般カードが有利
国内旅行保険・海外旅行保険ともに、最高3,000万円の補償が利用付帯するJCB一般カードの方が、旅行保険では優秀です。
ただし、より利用頻度の高い、傷害・疾病治療や携行品損害の補償金額はJCB CARD Wと同等となっており、実質的には補償内容は同等と言っていいでしょう。
また、両者のカードともに、補償は利用付帯となっていますので、旅行代金などをカードで支払った場合のみの補償となる点には注意が必要です。
JCB一般カードとJCB CARD Wでは、ともに海外利用分にのみ年間100万円までのショッピング保険が付帯しており、ショッピング保険も同等となっています。
このことから、両者の付帯保険には大きな差は無いと考えていいのではないでしょうか。
審査で比較
JCB一般カードとJCB CARD Wでは、審査基準に変わりは無いと考えていいでしょう。
申込資格に、
- JCB一般カード:高校生を除く18歳以上の方
- JCB CARD W:高校生を除く18歳〜39歳の方
と違いはあるものの、両者のカードともにJCBの一般カードという扱いですので、審査基準に大きな差はありません。
20代の方で年収200万円未満の方でも、過去にクレジットカードの延滞などの履歴が無い方なら問題なく審査に通過することができるでしょう。
また、申込時の初期利用限度額も、10万円〜最大300万円が目安となっており、両者のカードともに限度額も同等となっています。
一般カードでありながら、最高300万円の高額な限度額を目指すことができるのも、JCBのプロパーカードの大きな魅力です。
上位カードを目指したい方はJCB一般カードがおすすめ
将来的にJCBゴールドやJCBプラチナと言った上位カードを目指すのであれば、JCB一般カードを利用する方がおすすめです。
JCB CARD WもJCBのプロパーカードですので、JCBの上位カードを目指すために必要なクレヒスを積むことができます。
ただし、JCBゴールドカードはJCB一般カードの直系の上位カードとなりますので、JCB一般カードの利用実績を積むことでより目指やすくなると考えられますね。
JCBカードは自社のクレヒスを重視する傾向にありますので、JCB一般カードで1年〜2年利用実績を積めば、年収300万円未満の方でもアップグレードできる可能性も高くなっています。
将来的にJCBの上位カードを目指す場合は、JCB一般カードを選択するのがおすすめです!
- JCBの上位カード「JCBプラチナ」の審査基準
付帯サービスを比較
JCB一般カードとJCB CARD Wでは、付帯サービスの内容は同等となっています。
JCBカードでは、
- JCBプラザ/JCBプラザラウンジ
- ハワイのワイキキトロリー無料サービス
- たびらばで旅行中の優待サービス
- エクスプレス予約で新幹線をオンライン予約
- ネットの不正利用に備えるJCBでe安心
- チケットJCB
このように豊富な付帯サービスが用意されており、国内外でカードをお得に活用することが可能です。
とくに、JCBカードが活躍するのがハワイ旅行での特典です。
ハワイ・ホノルルには「JCBプラザラウンジホノルル」が設置されており、観光の足となるワイキキトロリーを無料で利用できる特典もあります。
JCBは海外利用に弱いという印象のある方も多いかと思いますが、充実した付帯サービスで海外でもお得に利用することが可能ですね!
- JCBカードのハワイ特典
カードデザインで比較
カードデザインの豊富さで比較すると、選択肢が多いのはJCB一般カードです。
- 基本デザインの和をコンセプトにしたカード
- WEB限定デザインのシンプルなカード
- ディズニーデザインのカード
JCB一般カードは上記3種類のデザインからカードを選択することができます。
WEB限定デザインのカードは、JCB CARD Wのデザインとほぼ同等となっていますので、デザインで選びたい方はJCB一般カードの方がおすすめです。
ディズニーファンの方はJCB一般カードがおすすめ
とくにJCB一般カードをおすすめすることができるのはディズニーファンの方です。
ディズニーデザインのカードは、赤を基調としたアーガイル柄に、ワンポイントでミッキーがデザインされたキュートなデザインになっています。
JCB CARD Wではディズニーデザインを選択することができませんので、ディズニーファンの方には一択でJCB一般カードがおすすめですね!
また、JCBカードはディズニーのオフィシャルカードにもなっており、カードの利用でディズニーのパークチケットが当たる「JCBマジカル」などのキャンペーンも魅力です。
発行スピードで比較
発行スピードで比較すると、
- JCB一般カード:最短当日発行・翌日受け取り
- JCB CARD W:最短3営業日発行
となっており、JCB一般カードの方がスピーディにカードを受け取ることができます。
発行スピードは最短即日発行のJCB一般カードが有利
JCB一般カードでは、
- 平日11時までのオンライン申込み
- オンライン口座の設定
と言った条件を満たすことで、最短当日発行・翌日受け取りが可能となります。
即日発行が可能なクレジットカードは他にもありますが、カードカウンターでの受け取りの必要なく、最短で翌日カードを受け取ることができるのは嬉しいですね!
ただし、JCB CARD Wも最短3営業日での発行が可能となっていますので、最短1週間程度でカードを受け取ることが可能です。
- JCB一般カードの即日発行の詳しい条件
JCB CARD Wでは女性向けカードも発行
JCB CARD Wでは、女性向けの特典が充実した「JCB CARD W plus L」も発行されています。
- 女性向けの選べる補償「お守りリンダ」
- 豪華なプレゼントが当たる「LINDAリーグ」
- キレイを応援するメルマガ「LINDA MAIL」
など、JCB CARD Wの基本の特典に加えて、女性にとって嬉しい特典が付加された女性向けカードです。
とくに、お守りリンダでは、女性特有がんの保険を月額30円の少額から利用することができるなど、女性を守るさまざまな補償が用意されています。
10代〜30代までの女性の方は、JCB CARD W plus Lも検討対象となるのではないでしょうか!
- 各クレジットカード会社の女性向けカード
ポイント重視ならJCB CARD Wが一択でおすすめ
ポイント還元率を重視してカードを選択したい方にはJCB CARD Wがおすすめです。
JCB CARD Wはいつでも通常のJCBカードの2倍の還元率で利用することが可能となっており、常に0.5%多い還元率でポイントを貯めることができます。
さらに、2019年3月31日までの入会で、入会後3か月間はポイント還元率が4倍になる特典がありますので、3か月間2.0%という超高還元率でポイントを貯めることが可能です。
カードの基本的な機能や特典はJCB一般カードと大きな差はありませんので、お得にポイントを貯めたい方はJCB CARD Wを一択で選択して間違いありませんね。
ゴールドカードを目指すならJCB一般カード
将来的にゴールドカードの取得を目指したい方にはJCB一般カードがおすすめです。
JCBでは自社クレヒスを重視する傾向があり、JCB一般カードからのJCBゴールドカードへのアップグレードの場合、年収300万円未満の方でも審査通過の実績があります。
また、JCB一般カードでは、
- 国内旅行保険の付帯・海外旅行保険の補償金額
- ディズニーデザインを選択可能
といった点でJCB CARD Wよりも優れています。
より手厚い海外旅行保険を求める方や、ディズニーファンの方にも、JCB一般カードがおすすめと言っていいでしょう。
JCBのプロパーカードはバランスの取れたサービスが魅力!どちらを作る?
JCB一般カードとJCB CARD Wは、ともにJCBのプロパーカードとなっており、バランスの取れたサービスが魅力となっています。
- ポイント還元率にこだわるならJCB CARD W
- ゴールドカードを目指すならJCB一般カード
- 付帯サービス・特典に大きな違いは無し
このように、ポイント還元率にこだわるならJCB CARD W、ゴールドカードを目指すならJCB一般カードとまとめていいでしょう。
両者のカードともに、「JCBカードの5つの最強メリット、JCBカードが選ばれる理由を徹底解説!」で解説しているような、JCBの豊富な特典を利用できます。
JCBブランドのクレジットカードを比べてみたい方は、「JCB限定!おすすめクレジットカード厳選7枚!日本生まれの国際ブランド」も参考になるかと思います。
今回の比較でさまざまなポイントを比べて、自分に合ったJCBカードを選択してくださいね!