VisaとMastercardの違いは?メリットやデメリット、おすすめのクレカを紹介

「VisaとMastercardってどっちを選べばいいの?」
「VisaとMastercardのメリット・デメリットって何?」
クレジットカードを申し込む際に、国際ブランドの選択で「Visa」と「Mastercard」のどちらにすればいいのかと迷う方は多いでしょう。
VisaとMastercardは、どちらも国内外に加盟店の数や選べるクレジットカードの選択肢も多く、初めてクレジットカードを作る方にもおすすめの国際ブランドです。
しかし、VisaとMastercardをどのような点で比較して選べばよいかを理解している方は少ないでしょう。
そこで、この記事では、VisaとMastercardのメリット・デメリットから、選び方のポイントを解説します。
目次
そもそもVisaやMastercardとは?
「Visa」「Mastercard」とは、いずれもクレジットカードの「国際ブランド」で、世界中のそれぞれの加盟店での買い物に利用できます。
この2つに、JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブの3つを加えて「5大国際ブランド」と呼びます。
世界シェアとしてはVisaが約56%、Mastercardが約26%とこの2つで大半を占めており、国内シェアではJCBも高くなりますが、Visa・Mastercardはどちらも国内・海外で非常に加盟店の多い国際ブランドです。
1枚のクレジットカードには1つの国際ブランドのみが利用できるため、国際ブランドの選択はクレジットカードの使い勝手にも大きく影響します。
- クレジットカードの国際ブランド
どちらもプロパーカードなし
国際ブランドが発行する自社ブランドのクレジットカードを「プロパーカード」といいます。
VisaとMastercardにはどちらもプロパーカードはなく、すべて「提携カード」であり、発行会社と提携する企業のサービスがお得になる特典があるのが特徴です。
プロパーカードは、付帯サービスや保険が充実したカードが多く、国際ブランドが直接発行する独自ブランドのカードなので信頼性が高いと言えます。
三井住友カードもプロパーカード?
国際ブランドではなく、カード発行会社が発行する独自ブランドカードもプロパーカードと呼ぶことがあります。
日本におけるVisaのパイオニアである三井住友カードは、Visaブランドの独自ブランドのカードを展開しており、多くのカードではMastercardブランドの選択にも対応しています。
Visa・Mastercardで信頼性の高いカードを利用したいのであれば、三井住友カードもおすすめです。
- 三井住友カードのメリット
Visa・Mastercardの特徴
ここからは、VisaとMastercardそれぞれのメリットやデメリットといった特徴を紹介します。
Visaの特徴
国際ブランドVisaのメリットとしては次のような点が挙げられます。
- 世界シェアNo.1国際ブランド
- 選択できるクレジットカードが多い
Visaは加盟店の世界・国内シェアNo.1で、海外・国内でも最も加盟店が多いのが最大の特徴です。
加盟店数に応じて、国内発行のVisaブランドのカードも多く、幅広い選択肢からクレジットカードを選ぶことができます。
利用できる店舗が多いという使い勝手の良さから、はじめてのクレジットカードにおすすめです。
Visaのデメリット
Visaは加盟店が多いのがメリットですが、それ以外のメリットがないのがデメリットと言えるでしょう。
プロパーカードのような国際ブランドが独自に展開するサービスがVisaにはありませんので、Visaだからできることというのは特にありません。
以前は、VisaはApple Payで利用できない点がデメリットでしたが、2021年より対応したため、現在ではApple PayでiDやQUICPay、タッチ決済なども利用できます。
Mastercardの特徴
続いて、Mastercardのメリットには次のようなものがあります。
- ヨーロッパ圏で利用しやすい
- コストコで唯一利用できる
- 独自ランクの特典が利用可能
世界シェアNo.2のMastercardは、アメリカ発祥の国際ブランドでありながらヨーロッパ圏で広く普及しており、ヨーロッパでも特に郊外で利用しやすいと言えるでしょう。
また、Mastercardはコストコで利用できる唯一の国際ブランドとなっており、コストコユーザーには必携のブランドです。コストコ公式の「コストコグローバルカード」もありますが、普段の買い物でもお得なMastercardのカードを利用するのもおすすめです。
さらに、MastercardはVisa同様プロパーカードを発行していませんが、「スタンダード」「ゴールド」「プラチナ」「ワールド」「ワールドエリート」といった独自のカードランクを設定しており、ランクごとの独自の特典を利用できる点が特徴です。
- コストコでおすすめのクレジットカード
Mastercardのデメリット
Mastercardは、世界シェアの高い国際ブランドですが、Visaと比べるとどうしても加盟店数は少ないと言わざるを得ません。それに準じて、選べるカードも少なくなっています。
また、Mastercard独自のランク特典は、年会費が高額なカードでこそ利用価値の高く、年会費無料などのカードではあまり意味をなさないでしょう。
Visaのおすすめクレジットカード
Visaは世界シェアNo.1の国際ブランドとなっており、クレジットカードを初めて作る方にもおすすめです。
加盟店が多いのでポイントアップなどの特典が適用される店舗も多く、お得にポイントを貯められるカードも多くなっています。
三井住友カード(NL)
- コンビニ・飲食店で最大5%還元
- ナンバーレスでセキュリティにも配慮
- 最短5分での即時発行が可能
年会費永年無料の「三井住友カード(NL)」は、対象のコンビニ・飲食店でのタッチ決済で最大5%還元でポイントが貯まり、お得な年会費無料Visaカードを利用したい方におすすめです。
表・裏面のどちらにもカード番号が記載されていないナンバーレスデザインなので、カード番号の盗み見による不正利用を防止し、安心して利用できます。
即時発行に対応しており、最短5分の審査完了後に、ネットショッピングはもちろんタッチ決済でのお買い物にもすぐに利用できます。
※三井住友カード(NL)は、Mastercard@も選択可能です。
※商業施設内にある店舗など一部ポイント加算対象とならない店舗および指定のポイント還元率にならない場合があります。※一定金額(原則税込1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合があります。その場合の支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりません。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合があります。
三井住友カード ゴールド(NL)
- 年間100万円の利用で翌年以降の年会費が永年無料
- 毎年10,000円相当のポイントをプレゼント
- 空港ラウンジサービスが付帯
年会費5,500円の「三井住友カード ゴールド(NL)」は、年間100万円以上の利用が一度でもあれば、翌年以降の年会費が永年無料になるゴールドカードです。
また、年間100万円の利用では、毎年Vポイントが10,000ポイントプレゼントされる特典があるので、ポイントもお得に貯められます。
空港ラウンジサービスをはじめ、最高2,000万円の国内外の旅行傷害保険も付帯しているため、海外旅行用のゴールドカードとしてもおすすめです。
※三井住友カード ゴールド(NL)は、Mastercard@も選択可能です。
※商業施設内にある店舗など一部ポイント加算対象とならない店舗および指定のポイント還元率にならない場合があります。※一定金額(原則税込1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合があります。その場合の支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりません。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合があります。
※即時発行サービスは、19:31〜翌8:59は対応時間外のため申し込みはできませんのでご注意ください。入会には連絡が可能な電話番号をご用意ください。
※対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページをご確認ください。
三井住友カード プラチナプリファード
- ポイント特化型のプラチナカード
- 継続特典で最大40,000ポイントを獲得可能
- 最大10%還元のプリファードストア
ポイント還元に特化したプラチナカード「三井住友カード プラチナプリファード」は、いつでも1%還元でVポイントがお得に貯まります。
継続特典として毎年100万円の利用ごとに10,000ポイントがプレゼントされる特典があり、毎年最大40,000ポイントを獲得することができます。
海外での利用分は+2%還元となるほか、特約店「プリファードストア」での利用では最大10%還元と、ポイント還元の特典が充実。お得なプラチナカードが利用したい方におすすめです。
Mastercardのおすすめクレジットカード
Mastercardはコストコでよく買い物をする方や、加盟店の多いヨーロッパへ旅行に行く予定がある方に特におすすめです。
また、Mastercardのランク特典を格安年会費でも利用できるコスパの高いカードもありますよ。
※三井住友カード(NL)、三井住友カード ゴールド(NL)はMastercardも選択できます。
TRUST CLUB プラチナマスターカード
- 年会費3,300円のプラチナMastercard
- 旅行用特典が充実
- 家族カードを無料で発行可能
格安年会費3,300円「TRUST CLUB プラチナマスターカード」は、プラチナMastercardの特典を利用できるコスパ抜群のMastercardです。
特典の中でも「ダイニング by 招待日和」は、コース料理が2名以上の利用で1名分が無料になりますので、年に1回でも利用すれば年会費の元をすぐに取ることができます。
空港ラウンジサービスやホテルの優待特典、最高3,000万円の海外旅行傷害保険なども利用できますので、旅行用のカードとしても活躍しますよ。
年会費無料の家族カードでも、ダイニング特典や空港ラウンジサービスを含み、本会員とほぼ同等の特典・サービスが利用できます。
ラグジュアリーカード Mastercard Titanium Card
- Mastercard最上位ランク
- 金属製カードの圧倒的な存在感
- 初年度年会費全額返金保証あり
Mastercardの最上位ランク「ワールドエリートMastercard」が割り当てられた「ラグジュアリーカード Mastercard Titanium Card」は、ワンランク上の富裕層向けクレジットカードです。
金属製カードが採用されており、重厚感のあるカードは圧倒的な存在感があり、決済時に高い優越感を与えてくれます。
コンシェルジュサービスやコース料理1名分無料特典はもちろん、ルームアップグレード特典もついたホテル優待や、毎月プレゼントされる映画の無料特典など、年会費以上の特典が充実しています。
初年度の利用で特典に満足できなかった場合、初年度年会費の全額返金保証制度も用意されていますので、安心して試すことが可能です。
デュアル発行ならVIsa・Mastercardどちらも利用可能
クレジットカードによっては、1つのカードで2つの国際ブランドのカードを発行できる「デュアル発行」に対応しています。
三井住友カードのプロパーカードは、VisaとMastercardから国際ブランドが選択できるだけでなく、デュアル発行によってVisaとMastercardで2枚カードを発行することも可能です。
VisaとMastercardでどちらの国際ブランドかで悩む方には、三井住友カードのデュアル発行は気になるでしょう。
デュアル発行のメリット
- 用途別にカードを分けられる
- 効率的にポイントが貯まる
デュアル発行では、同じスペックのカードを2枚利用できますので、国際ブランドによる加盟店別の使い分けのほか、用途別にカードを使い分けることができます。
Visaを「生活費用」、Mastercardを「趣味用」というように使い分けることで、用途別に明細を分けられます。
日常的に利用するカードが2枚になっても貯まるポイントは同じなので、効率よくポイントを貯めることができます。
デュアル発行のデメリット
- カード特典が重複する
- 年会費が2枚分かかる
三井住友カードのデュアル発行の場合、VisaとMastercardで発行したカードのカードスペック・特典は基本的に同じです。カードの使い分けによるお得感は少なくなるのは当然でしょう。
また、デュアル発行であっても2枚目の年会費が発生します。三井住友カードのプロパーカードは、2枚目の年会費が安くなりますが、無料で2枚目が発行できるわけではない点には注意しましょう。
ただし、三井住友カード(NL)のように年会費無料のカードであれば、2枚目の当然年会費無料なので、年会費発生のデメリットはありません。
三井住友カード ゴールド(NL)のように条件付きで年会費無料になるカードの場合は、VisaとMastercardのカードそれぞれで条件達成の必要があります。
使い勝手と特典のどちらを重視するかがポイント!迷ったらデュアル発行もあり
VisaとMastercardは、いずれも国内外での加盟店のシェア数が高い、決済カードブランドです。
- Visaは加盟店数、クレジットカードの選択肢ともに多い
- Mastercardは独自のランク特典も魅力
- 迷ったら三井住友カードのデュアル発行もあり
Visaは世界の加盟店のシェア数No.1を誇る国際ブランドとなっており、発行できるクレジットカードの選択肢も幅広くなっています。
Mastercardは、加盟店・クレジットカードの種類ではVisaにやや劣るものの、独自のカードランクごとの特典が充実している点が特徴です。
三井住友カードでは、VisaとMastercardの両方で発行できるデュアル発行も可能ですので、迷ったらデュアル発行でVisaとMastercardを使い分けるのもいいでしょう!