ポイント払いでもポイントが貯まる?還元率を最大化する共通ポイントとは
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クレジットカードを選ぶ基準のひとつとして、ポイントの還元率と言うのは判断材料のひとつになるでしょう。
還元率を考える時に、単純なポイントの還元率はもちろんのこと、貯めることが出来るポイントの種類が何なのかにも注目をするべきです。
やはり便利に利用できるポイントと言えば、多種多様な場所で利用することが出来る「共通ポイント」でしょう。
クレジットカード会社限定のポイントなどの場合では、せっかくポイントを貯めても使い道がなくて、有効期限が切れてしまうなんてこともあります。
オンラインでもリアル店舗でも、使う場所を選ばずに利用することが出来る共通ポイントは、貯まって嬉しい・使っても嬉しいポイントなのですね。
目次
共通ポイントとは?
共通ポイントとは、どのようなポイントのことを指すのでしょうか?
そもそもポイントカードの存在意義としては、ポイントを貯めることで顧客の囲い込みをするもの。
クレジットカードのポイントも、ユーザーの利用を促進するためのものであり、ポイントを利用できるのも自社のサービスのみであることが以前は主流でした。
それに対して、よりユーザーの利便性を考えたポイントとして登場したのが「共通ポイント」です。
共通ポイントは、その共通ポイントのサービスに加盟する複数の企業で相互間に利用することが出来る便利なポイントです。
共通ポイントを貯めることが出来るクレジットカードであれば、貯めたポイントを様々な店舗で便利に利用することが出来るのですね。
共通ポイントの種類
共通ポイントには、代表的に分けることのできる4つの種類があります。
それぞれのポイントには利用できる店舗やメリットに違いがあり、どの共通ポイントを貯めるかもひとつのクレジットカード選びの選択肢となるでしょう。
T-ポイント
TSUTAYAを展開する「カルチュア・コンビニエンス・クラブ」が展開する共通ポイントが「Tポイント」です。
当然TSUTAYAでポイントを貯めたり、利用したりすることが出来るのはもちろんのこと、ファミリーマートなどでも便利に利用することが出来ます。
Tポイントの大きなメリットとなるのが、インターネット大手のYahoo!との連携です。
Yahoo!ショッピングなどのYahoo!のサービスの利用では、通常の2倍・3倍のTポイントを獲得することが出来るので、効率的にポイントを貯めることが出来るのですね。
楽天ポイント
その名の通り、インターネット大手の楽天が展開する共通ポイントが楽天ポイントです。
貯まった楽天ポイントは、楽天市場や楽天ブックスなどの楽天のサービスはもちろんのこと、ポプラや出光のガソリンスタンドなどのリアル店舗でも利用することが可能です。
楽天ポイントの大きな特徴として、電子マネー「楽天Edy」との相性の良さがあります。
楽天ポイントと同じく楽天が展開する楽天Edyは、チャージと利用でダブルでポイントを獲得することが出来るメリットがあります。
Pontaポイント
ローソンと昭和シェル石油・そしてゲオが中心となって展開するPontaポイント。
共通ポイントとしての規模は非常に大きく、ローソンだけではなく、様々な店舗でポイントを貯めたり使ったりできるのが大きなメリットとなります。
電子マネーとの相性も良く、電子マネーへのチャージ・ローソンでの利用でダブル・トリプルでポイントを貯めることが出来るお得な使い方もあります。
dポイント
携帯キャリア大手のdocomoが展開する共通ポイントがdポイントです。
docomoの携帯電話料金の支払いなどでお得に貯めることが出来るdポイントは、docomoの携帯料金の支払いに利用することも出来ますし、ローソンなどのリアル店舗での利用も可能です。
ランニングコストとしてかかってくる携帯電話料金の支払いで貯めたポイントを、普段のお買い物に利用できると言うのは大きなメリットになりますよね。
ポイント還元率の本質はここにある!
クレジットカードの利用で貯めたポイントを、様々な店舗で利用することが出来る共通ポイント。
多くの共通ポイントは100円ないし200円の利用に対し1ポイント付与で、0.5%~1%の還元率であることが多くなっています。
貯まった共通ポイントは、1ポイント1円として現金同様に利用することが出来ます。
そこで気になってくるのが「ポイントを使って買い物をした際に、ポイントは付与されるのか?」と言う点です。
その答えとしては、ポイントを利用してもポイントの貯まる共通ポイントは存在します。
例えば、100円で1ポイント付与される共通ポイントを100ポイント利用した場合に1ポイント付与されれば、実質の還元率は1%以上と言うことになります。
本当に節約思考で貯めるポイントを選ぶのであれば、ポイントを利用した場合でもポイントが付与される共通ポイントを選択すべきなのです。
ポイントを使ってもポイントが貯まる共通ポイントは?
ポイントを利用してお買い物をした場合にもポイントが付与されれば、実質的な還元率は高くなってきます。
本当にお得に利用することが出来る共通ポイントを選ぶには、ポイントを使ってもポイントが貯まる共通ポイントを選ぶべき。
では、実際にポイントの利用でもポイント付与される共通ポイントがどれなのか、ご紹介していきましょう。
使い勝手抜群!T-ポイント
Tポイントは、ポイントを利用したお買い物の場合でもポイントが付与される共通ポイントのひとつです。
通常のポイント付与と同じように、100円に1ポイント付与のお店であれば100ポイントの利用で1ポイントのポイント付与を受けることが可能です。
Tポイントは、ポイントを利用したお買い物の際にポイントが付与されるお店と、貯まらないお店があります。
Yahoo!ショッピング
ファミリーマート
ドトールコーヒー
LOHACO
などの店舗では、Tポイントを利用したお買い物でもポイントが付与されます。
その他、Tポインを利用してもポイントが貯まる提携店はこちらでご確認ください。
楽天ポイント
楽天ポイントも、ポイントを利用したお買い物でポイントが付与される共通ポイントです。
楽天ポイントの利用でポイントが貯まる店舗は、
楽天市場
サークルKサンクス
ミスタードーナツ
などの店舗になっています。
また、楽天ポイントのメリットのひとつとして「期間限定ポイント」を利用した場合にも、ポイント付与の対象となる点があります。
楽天ポイントには、入会のキャンペーンポイントや楽天のサービス利用の際のボーナスポイントとして、使用期限の短い期間限定ポイントが付与されます。
期間限定ポイントは、楽天市場やサークルKサンクス・ミスタードーナツなどの店舗でのポイント利用の際に優先的に使用されます。
期間限定ポイントを利用して付与されたポイントは、使用期限が通常の通常ポイントとなりますので、それも嬉しいポイントですよね!
Pontaポイント/dポイント
Pontaポイントとdポイントは、残念ながらポイントの利用でポイントが付与されることはありません。
念のためにカスタマーセンターにも電話で確認をしてみましたが、ポイント払いの場合にポイントの付与は一切無い、と言うことでした。
ポイントでお買い物が出来れば良いと言う方であれば気にする必要はありませんが、節約思考の高い方には少し残念な点と言えるでしょう。
より節約思考が高い方は、ポイントを利用で付与される共通ポイントを選ぶべき!
Tポイントと楽天ポイントは、ポイント払いをしても現金払いと同様にポイントが付与されます。
しかし、残念ながらPontaポイントとdポイントでは、ポイントを利用した買い物の際にポイントの付与はありません。
例えば、100円のお買い物を全額ポイント払いをした時に、1ポイント付与されるのとされないのでは、還元率として1%以上の差が出来てしまいます。
節約思考でポイントを選ぶのであれば、Tポイントか楽天ポイントのどちらかを選択すべきと言えるかも知れませんね。
もちろん、Pontaポイントにもdポイントにも独自のメリットが用意されていますが、ポイント還元率を最大化することが出来るのは嬉しいですよね。
また、これからTポイントや楽天ポイントを貯めて行くのであればクレジットカードを利用することをおススメします。
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