2021年1月、大丸・松坂屋でお得になる「大丸松坂屋カード」がリニューアルし、縦型のスタイリッシュなカードザインになりました。

 

大丸・松坂屋での利用では2つのポイントで最大5%還元が可能。さらに利用金額に応じてポイントが最大2倍になる特典もあり、大丸・松坂屋のヘビーユーザーには必携の一枚と言えます。

 

この記事では、リニューアル後の大丸松坂屋カードについて、メリットはもちろんデメリットまで隠さずに紹介します。

 

申し込みを迷っている方は、ぜひご覧になって、「大丸松坂屋カードは自分に合っているのか」を検討してみてください。

 

大丸松坂屋カードの6のメリット

 

大丸松坂屋カードには、大丸・松坂屋ユーザーに嬉しい6つのメリットがあります。

 

  • 大丸・松坂屋では2つのポイントが貯まる
  • 半年間の大丸・松坂屋のポイント数に応じてボーナスポイント
  • ETCカードは無料で発行できる
  • スタイリッシュな縦型デザイン
  • 最高2,000万円の海外旅行傷害保険が付帯
  • タッチ決済やApple Payにも対応

 

大丸松坂屋カードは、大丸・松坂屋での利用において大きなメリットのあるクレジットカードです。詳細をチェックしていきましょう。

大丸・松坂屋では2つのポイントが貯まる

 

大丸松坂屋カードは、通常の買い物では、税込200円につき1ポイントの「QIRAポイント」が付与されます。還元率としては0.5%になります。

 

大丸・松坂屋でのお買い物では、さらに税抜100円につき5ポイントの「大丸・松坂屋のポイント」も貯まります。こちらQIRAポイントに合わせて税込を基準に考えると、還元率は約4.5%です。

 

このように大丸・松坂屋では、2つのポイントが貯まるため、ポイント還元率は合計で約5.0%。非常に高還元です。

 

ただし、特価品・食品・喫茶・レストランでのポイント付与は、税抜100円につき1ポイント。ポイント還元率は約0.9%となり、合計で約1.4%と減ってしまうためご注意ください。

 

大丸松坂屋カードは、電子マネーのチャージでも、0.5%還元(税込200円につき1ポイント)でQIRAポイントが貯まります。

 

「大丸・松坂屋のポイント」と「QIRAポイント」の違い

 

大丸・松坂屋のポイントは、1ポイント=1円単位で大丸・松坂屋の実店舗やオンラインショップでのみ利用可能なポイントで、他のポイントには交換できません。

 

QIRAポイントは逆に、そのままでは利用できないポイントなので、他のポイントなどに交換する必要があります。

 

共通ポイントやAmazonギフト券などにも交換可能ですが、その場合は交換レートが若干落ちるので、1,000ポイント単位で等価交換できる大丸・松坂屋のポイントへの交換がおすすめです。

 

2つのポイントは有効期限が異なります。QIRAポイントの有効期限は、ポイント獲得から2年後の月末。大丸・松坂屋のポイント有効期限は、翌年9月30日までです。

 

キャンペーンなどでもらえるポイントは、有効期限が異なる場合があるのでご注意ください。

 

QIRAポイントはマイページから大丸・松坂屋のポイントへ自動的に交換する設定も可能なので、有効期限をあまり気にする必要がない方は、自動交換がおすすめです。

半年間の大丸・松坂屋のポイント数に応じてボーナスポイント

大丸・松坂屋カード会員は、獲得した大丸・松坂屋のポイント数に応じて、ボーナスポイントがもらえます。

 

ポイント数の累積期間は、半年間。期間の計算は、入会後はじめの16日からスタートです。

 

たとえば6月25日に入会した場合には、翌年の1月15日までに獲得したポイント数をもとにボーナスポイントがプレゼントされます。もらえるポイント数は下表をご確認ください。

 

半年間の累積ポイント数 ボーナスポイント率
15,000ポイント以上 累積ポイントの100%
10,000ポイント以上・15,000ポイント未満 累積ポイントの50%
5,000ポイント以上・10,000ポイント未満 累積ポイントの20%
5,000ポイント未満 なし

 

ご覧のとおり、もらえるポイント数もまた累積ポイントに応じます。

 

たとえば、15,000ポイントを半年間で貯めた場合には、その2倍にあたる100%分である15,000ポイントがボーナスポイントとして付与。とても大きな還元となるため、見逃せません。

 

ちなみに15,000ポイント以上を獲得するためには、半年で税抜30万円以上、1か月あたり税抜5万円以上を大丸・松坂屋で利用する必要があります。

 

決して高すぎる金額ではないため、大丸・松坂屋の店舗やオンラインショップを日ごろから利用しているのであれば、達成は難しくないでしょう。

 

ボーナスポイントの計算対象外となるポイント

以下のポイントはボーナスポイントの計算対象とならないため、お気をつけください。

 

  • QIRAポイント
  • ボーナスポイント
  • キャンペーンでプレゼントされたポイント

 

あくまで日ごろのお買い物でもらえる大丸・松坂屋のポイントが対象です。ただし、各店舗やオンラインショップにて開催される「ポイントアップセール」時に付与される追加ポイントについては、ボーナスポイントの計算対象に入ります。

 

100%のボーナスポイント獲得を狙う場合には、ぜひポイントアップセールも賢く利用してみてください。

ETCカードは無料で発行できる

大丸松坂屋カード会員は、年会費・発行手数料ともに無料でETCカードを発行できます。

 

なお本会員・家族会員も含めた年会費などは以下のようになります。

 

本会員 年会費:2,200円(税込)※初年度無料
家族会員 年会費:275円(税込)
ETCカード 年会費:無料
新規発行手数料:無料 ※再発行時には1,100円(税込)が必要

 

スタイリッシュな縦型デザイン

 

デザインも一新された大丸松坂屋カードは、国内初となる縦型デザインを採用。

 

Visaクイックリードと呼ばれるカード番号を4桁・4列に並べた表示も取り入れ、見た目がスタイリッシュなだけでなく、カード番号の読みやすさにも優れています。

 

カラーはピンクとブルーの2種類から選択できますが、どちらもシンプルデザインのため、性別や年齢問わず持ちやすいでしょう。

 

「さくらパンダカード」デザインも選択可能

大丸松坂屋カードには、さくらパンダのイラストが施された「さくらパンダカード」も特別に用意されています。

 

こちらはピンクカラーのみですが、日本乳がんピンクリボン運動に貢献できるのがポイント。

 

さくらパンダカード会員の数に応じた一定金額と、ピンクリボン月間(10月)のカード利用金額の一定割合が、発行会社からピンクリボン運動をおこなっているJ.POSHに寄付されます。

 

カード会員自体に課せられる負担はないため、気軽な気持ちでボランティア支援をおこなえるでしょう。

最高2,000万円の海外旅行傷害保険が付帯

大丸松坂屋カードには、最高2,000万円の海外旅行傷害保険が付帯します。保険の適用条件は「利用付帯」になるため、旅行代金などをカードで決済する必要があります。

 

死亡・後遺障害 最高2,000万円
傷害治療 最高30万円
疾病治療 最高30万円
賠償責任 最高1,000万円
携行品損害 最高10万円
救援者費用 最高50万円

 

海外旅行時に利用頻度が高い「障害治療」と「疾病治療」はともに最高30万円海外では日本の保険が利かず、治療費が高額になる可能性を考えると、少し心もとない金額ではあります。

 

そのため、こちらのメリットはメインに考えるのではなく、おまけ程度に思っておくとよいでしょう。

タッチ決済やApple Payにも対応

大丸松坂屋カードは、Visaタッチ決済に対応しています。Visaタッチ決済に対応したお店であれば、カードをかざすだけのスマートな決済が可能です。

 

また大丸松坂屋カードは、Apple PayやGoogle Payにも対応。スマホに登録することで、全国のiD加盟店にて買い物ができます。

こんな方におすすめ

ここまでのメリットをまとめると、大丸松坂屋カードがおすすめなのはこちらに当てはまる方です。

 

  • 大丸・松坂屋でよく買い物をする方
  • スタイリッシュなカードが持ちたい方

 

大丸松坂屋カードは、その名前のとおり、大丸・松坂屋での利用がお得になるクレジットカードです。

 

通常還元率は0.5%と高くありません。逆に大丸・松坂屋でのお買い物は約5.0%と高還元。サブカードとして「大丸・松坂屋専用カード」として使うのがおすすめです。

 

大丸・松坂屋のヘビーユーザーならぜひ持っておきたい1枚だといえます。

デメリットは2つ

つづいて、大丸松坂屋カードのデメリットもチェックしていきましょう。

通常還元率は低い

大丸松坂屋カードの通常還元率は0.5%と低く、メインカード向きではありません。

 

大幅なポイント還元が期待できるボーナスポイントも、累積対象となるのは大丸・松坂屋の利用で貯まるポイントのみなので、ある程度の大丸・松坂屋での買い物が前提となります。

 

そのため、くり返しになりますが大丸松坂屋カードはサブカードとして、大丸・松坂屋専用に使うのが適切でしょう。

 

こんな人には向かないかも…?

大丸松坂屋カードは、メインカードとして使える高還元なクレジットカードを探している方向きではありません。

 

大丸松坂屋カードは大丸・松坂屋専用のカードにして、別の高還元カードと併用することをおすすめします。ちなみに、併用するクレジットカードの中でも特におすすめなのは「JCB CARD W」です。

 

JCB CARD W

 

JCB CARD Wなら、本会員・家族会員・ETCカードのすべてが無料で発行可能なうえ、ポイント還元率が常に1.0%と高め。

 

さらにはポイントアップの対象となる店舗やサービスが多く、セブン-イレブンやAmazonでは2.0%還元、スターバックスカードのチャージでは5.5%還元、楽天市場やYahoo!ショッピングでは1.5%還元を受けられます。

 

メインカードとして使える高還元なクレジットカードを探しているのなら、ぜひJCB CARD Wも検討してみてください。

 

JCB CARD Wについて詳しくはこちら

大丸松坂屋カードの特徴

大丸松坂屋カード

 

大丸松坂屋カードは、大丸・松坂屋にて約5.0%のポイント還元を受けられるクレジットカードです。

 

また大丸・松坂屋でのお買い物でポイントを貯めれば貯めるほど、半年ごとにもらえるボーナスポイントがアップします。

 

大丸松坂屋カードは、大丸・松坂屋を多く使うヘビーユーザーほど、メリットが大きいでしょう。

国際ブランド

 

大丸松坂屋カードの国際ブランドは「Visa」のみです。国際ブランドの中でも全世界的に加盟店が多く、使いどころには困らないでしょう。

 

なお、リニューアル前はMastercardも選択できましたが、現在は選べないため、ご注意ください。

 

審査

大丸松坂屋カードの申込資格は、「高校生を除く18歳以上の方」です。

 

大丸・松坂屋のショップカードという側面もあるため、新規会員を積極的に募集していると考えられます。

 

以上のことから大丸松坂屋カードの審査は厳しすぎることなく、学生や専業主婦でも申し込みやすいクレジットカードだといえるでしょう。

限度額

大丸松坂屋カードの利用限度額は、公開されていませんが、10万円〜100万円程度が目安でしょう。

 

実際の限度額は、申込者の年収や信用情報に応じて、この金額内で個別設定されます。

 

なお設定された利用限度額が足りない場合には、継続的な増枠申請のほか、一時的な増枠申請も可能です。

ポイントの交換先・お得な使い道

大丸松坂屋カードで貯められるQIRAポイントと、大丸・松坂屋のポイントについて、それぞれお得な使い道を解説します。

QIRAポイント

QIRAポイントの交換先は、下表をご確認ください。

 

交換可能なアイテム名 必要なQIRAポイント 交換先の価値
大丸・松坂屋のポイント 1,000ポイント 1,000ポイント
Tポイント 1,000ポイント 900ポイント
WAONポイント 1,000ポイント 900ポイント
楽天ポイント 1,000ポイント 800ポイント
Amazonギフト券 1,000ポイント 900円分

 

ご覧のとおり、QIRAポイントはさまざまな共通ポイントやギフト券に交換可能です。

 

しかし大丸・松坂屋のポイント以外は、交換率が低下。QIRAポイントの使い道は、大丸・松坂屋のポイントへの交換が一番お得です。

大丸・松坂屋のポイント

大丸・松坂屋のポイントは、大丸・松坂屋の店舗や大丸松坂屋オンラインショッピングにて利用できます。

 

1ポイント=1円単位でお買い物に使えるため、現金やクレジットカードでのお買い物とほぼ変わらない感覚で使えるでしょう。

 

なお、QIRAポイントをはじめ、ほかの共通ポイントやギフト券への交換はできません。大丸・松坂屋でのみ利用できるポイントです。

付帯保険

大丸松坂屋カードには、先にメリットとして紹介した海外旅行傷害保険のほかに、2つの保険が付帯しています。

最高2,000万円の国内旅行傷害保険

大丸松坂屋カードに利用付帯する国内旅行傷害保険は、海外旅行傷害保険と同じく最高2,000万円が補償されます。

 

ただし、国内旅行傷害保険で補償されるのは「死亡・後遺障害」のみ。そのほかの補償内容は適用されません。

年間100万円までのショッピング保険

大丸松坂屋カードには、以下の条件で年間100万円までのショッピング保険が付帯します。

 

  • 海外利用の場合
  • 国内でリボ払い、もしくは3回以上の分割払いをした場合

 

ご覧のとおり、国内での一括払いは対象外です。ただし年会費2,000円程度のクレジットカードで、国内一括払いがショッピング保険の対象となることはまずないため、妥当といえます。

付帯サービス

大丸松坂屋カードには、お出かけ時や旅行時に役立つサービスが付帯します。

 

  • 大丸松坂屋カードクラブオフ
  • CNプレイガイド
  • 海外渡航サポートサービス
  • VJデスク
  • エアライン&ホテルデスク

大丸松坂屋カードクラブオフ

大丸松坂屋カード会員限定のサービスです。グルメ、旅行・宿泊、エンタメ、アミューズメント、生活・サポート、ビューティ・カルチャー・ヘルスといった、さまざまなジャンルで優待特典が受けられます。

 

優待対象となる施設は、国内外で20万か所以上。たとえばホテルの宿泊料金なら、最大90%OFFという大幅な優待割引もあり、とてもお得です。

CNプレイガイド

大丸松坂屋カード会員は、チケット販売サイト「CNプレイガイド」を優待価格で利用できます。

 

CNプレイガイドでは、ライブやミュージカルチケットのほか、テーマパークや映画のチケットなども購入可能。見たい、行きたい場所ができたときには、ぜひチェックしてみてください。

海外渡航サポートサービス

大丸松坂屋カード会員は、こちら4つのサービスを通常の15%OFF以上の優待料金で利用できます。

 

  • レンタルスーツケース
  • レンタルモバイルサービス
  • 空港宅配サービス
  • 手荷物預かりサービス

 

旅行や出張をより快適なものにしてくれるでしょう。

VJデスク

大丸松坂屋カード会員は、VJデスクを利用できます。

 

海外への旅行や出張前にはぜひVJデスクを利用して、レストラン・チケットの予約や、観光情報のチェックなどに役立てましょう。

 

慣れない海外への不安もぬぐえるはずです。

エアライン&ホテルデスク

大丸松坂屋カード会員は、VJデスクとは別に、エアライン&ホテルデスクも利用可能です。

 

エアライン&ホテルデスクでは、国際線航空券のほか、世界各地のホテルに予約・手配を依頼可能。海外旅行や出張時のミスと手間を減らしてくれるでしょう。

大丸・松坂屋のヘビーユーザーなら、大丸松坂屋カードがお得!

大丸松坂屋カードは、大丸・松坂屋をよく使う方ほど必携のクレジットカードです。

 

  • 大丸・松坂屋で約5.0%のポイント還元
  • 大丸・松坂屋を利用すればするほど、ボーナスポイントが跳ね上がる
  • 大丸・松坂屋で年間44,000円以上の買い物をするなら、年会費をペイ可能

 

大丸松坂屋カードは、大丸・松坂屋で最大5%還元、さらにお買い物をすればするほどお得になるのが特長です。

 

逆にほかのお店で使う分には、ポイント還元率も低く、メリットが少ないので、大丸・松坂屋での年間44,000円利用がひとつの基準となります。

 

オンラインショップも含めてこれぐらいは利用するという方なら、お得に利用できますので、迷わず申し込みしましょう!

 

大丸松坂屋カードの申込みはこちら