2023年3月27日より発行が開始された「プロミスVisaカード」は、プロミスと三井住友カードが提携するカードローン一体型の1枚2役のクレジットカードです。

 

クレジットカード機能としては三井住友カード(NL)をベースにしているため、カード利用ではVポイントが貯まり、お得なポイントアップ特典も三井住友カード同様に受けられます。さらに、カードローンの返済でもポイントが貯まります。

 

見た目はダークブルー調の三井住友カードデザインなので、カードローンのカードと分かりにくいのも特徴。Vポントを貯めていてカードローンも利用したいという方にもおすすめです。

 

この記事では、プロミスVisaカードの特徴やメリット・デメリットを解説します。

 

プロミスVisaカードの8のメリット

プロミスVisaカードには、以下のような8つのメリットがあります。

 

  • カードローンとクレジットカードが1枚に!
  • 年会費永年無料
  • カードローンの限度額は最大500万円
  • カード利用でVポイントが貯まる
  • プリペイドカードのチャージ・利用でポイントが貯まる
  • 選べる無料保険で必要な補償を付帯できる
  • ナンバーレスだから安心
  • Visaのタッチ決済+スマホ決済で便利

 

ここでは、プロミスVisaカードを作るべき理由となる、メリットの内容を解説します。

カードローンとクレジットカードが1枚に!

プロミスVisaカードは、三井住友カード(NL)の基本的な機能に、プロミスのカードローン機能が付加された1枚で2つの機能を持つクレジットカードです。

 

普段使いのお買い物用のクレジットカードとしてだけではなく、「給料日前にちょっと足りない」「急な結婚式でお祝いを用意しなければ」といった、急にお金が必要となったときに頼れるカードローン機能は心強いですね!

 

カードデザインは、三井住友カード(NL)と同じスタイリッシュなデザインですので、プロミスのカードとはひと目で分かりません。

 

カードローン一体型のクレジットカードは、他にも2枚のカードがありますので、簡単に比較してみましょう。

 

  プロミスVisaカード Tカード プラス
(SMBCモビット next)
ACマスターカード
カードローン プロミス SMBCモビット アコム
クレジットカード 三井住友カード 三井住友カード 三菱UFJフィナン
シャル・グループ
年会費 永年無料 永年無料 永年無料
借入可能額(カードローン) 最高500万円 最高800万円 最高800万円
金利(カードローン) 4.5%〜17.8% 3.0%〜18.0% 3.0%〜18.0%
総利用枠(クレジットカード) 最高100万円 最高80万円 最高300万円
国際ブランド Visa Mastercard Mastercard
ポイント還元 Vポイント
(還元率0.5%)
Tポイント
(還元率0.5%)
キャッシュバック
(還元率0.25%)
※クレカ利用のみ

 

Tカード プラス(SMBCモビット next)も、プロミスVisaカードと同じく三井住友カードの発行ですが、ベースとしているカードが異なります。

 

  • プロミスVisaカード:三井住友カード(NL)
  • Tカード プラス(SMBCモビット next):Tカード プラス

 

TポイントよりもVポイントがいいという方や、カードローンとしてはプロミスがいい方には、プロミスVisaカードの方が合っているでしょう。

 

年会費永年無料

プロミスVisaカードの年会費は永年無料のため、カードコスト0円でずっと利用できます。

 

本カード 年会費永年無料
家族カード 発行できない
ETCカード 年会費550円(税込)
※初年度無料
※年1回以上のETC利用で翌年無料

 

ETCカードは、2年目以降550円(税込)の年会費がかかりますが、前年に1回以上のETC利用があれば無料になります。

 

また、プロミスVisaカードはカードローンの契約が必要なので、家族カードは発行できません。

最高500万円までの融資が可能

プロミスVisaカードは、プロミスのカードローンにより最高500万円までの借入が可能です。

 

プロミスのカードローンは、他社と比較しても上限金利が低く設定されている点が特徴です。

 

プロミス 4.5%〜17.8%
アコム 3.0%〜18.0%
アイフル 3.0%〜18.0%

 

初回や100万円未満の少額での借り入れでは、ほぼ全てのケースで上限金利が設定されますので、少額での借り入れを利用する場合は上限金利が17.8%の方が利息が少なくなります。

 

なお、プロミスVisaカードのクレジットカードとしてのショッピングの総利用枠は最高100万円です。

 

また、クレジットカードとしてのキャッシングは利用できませんが、海外キャッシングサービスのみ利用可能となっています。

カード利用でVポイントが貯まる

プロミスVisaカードのショッピングの利用では、税込200円につき1ポイントのVポイントが貯まります。

 

Vポイントは1ポイント=1円として利用できますので、プロミスVisaカードの通常還元率は0.5%です。

 

ただし、ベースとなる三井住友カード(NL)と同様、以下のようなVポイントのポイントアップ特典が適用されます。

 

  • 対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済利用で最大7%還元
  • 家族ポイントで対象のコンビニ・飲食店がさらに最大+5%還元
  • 選んだお店でポイント+0.5%還元
  • 学生ポイント(対象のサブスクサービスで最大10%還元など)
  • ココイコ!(ポイントアップ、またはキャッシュバック)

 

さらに、プロミスVisaカードでは、以下のカードローン利用でもVポイントを貯められます。

 

  • プロミスアプリの会員サービスへのログインで10ポイント(月に1回まで)
  • 毎月の返済時の利息の支払い金額200円につき1ポイント

 

クレジットカードとしても、カードローンとしてもVポイントが貯められますので、Vポイントユーザーの方には嬉しいですね。

 

※対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済でポイント最大7%還元。※最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)。※商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。

 

チャージ&利用で最大0.5%相当還元

プロミスVisaカードでは、対象のプリペイドカード、アプリへの残高チャージでも、チャージ金額の0.25%分のVポイントが貯まります。

 

  • スマートフォンアプリ「Vポイント」
  • Visaプリぺ
  • かぞくのおさいふ

 

三井住友カードのプリペイドカード、バーチャルプリペイドは、Visaのタッチ決済に対応した加盟店、またはiD対応加盟店で利用できます。

 

チャージだけではなく、利用時にも0.25%が還元されますので、チャージ&利用で合計0.5%分のVポイントを貯められますよ。

海外旅行傷害保険・選べる無料保険が利用可能

プロミスVisaカードは、無料で付帯する海外保険傷害保険を「選べる無料保険」として自分に合う保険に変更できます。

 

海外旅行傷害保険としては以下の補償内容になります。

※事前に旅費などを当該カードでクレジット決済いただくことが前提です。

保険適用条件 利用付帯
傷害死亡・後遺障害 最高2,000万円
傷害治療費用 最高50万円
疾病治療費用 最高50万円
賠償責任 最高2,000万円
携行品損害 最高15万円
救援者費用 最高100万円

 

海外旅行傷害保険から、以下3つのうちの1つの保険に変更できます。

 

日常生活安心プラン 個人賠償責任保険
ケガ安心プラン 入院保険(交通事故限定)
持ち物安心プラン 携行品損害保険

 

海外旅行に行く予定のない方や、他の保険に必要性を感じる方には、選べる無料保険は嬉しいサービスですね。

安心のナンバーレスデザイン

プロミスVisaカードは、カードの表面・裏面のどちらにもクレジットカード番号の記載がないナンバーレスカードです。

 

カード番号の盗み見や盗撮による不正利用を未然に防止できますので、安心してカードを利用することが可能です。

 

ネットショッピングなどでの利用でカード情報が必要な場合には、「Vpassアプリ」でカード番号や有効期限、セキュリティコードなどを確認できます。

 

また、プロミスVisaカードは、三井住友カード(NL)のデザインをベースに、プロミスのコーポレートカラーであるダークブルー調に配色されたデザインです。

 

表面にはプロミスのロゴや社名の表記はなく、控えめに「ローンカード」と記載されているだけですので、見た目の印象でプロミスのカードと知られてしまう心配はありません。

 

タッチ決済やスマホ決済に対応

プロミスVisaカードは、Visaのタッチ決済に対応しており、タッチ決済に対応したVisa加盟店でカードをかざすだけで支払いができます。

 

また、Apple Pay・Goole Payへの登録も可能ですので、Apple Pay・Goole Pay、またはiDの加盟店でのスマホ決済も利用できます。

 

タッチ決済は決済時にカードを店員に手渡す必要がないため、より安全かつスマートな支払いが可能です。

 

こんな方におすすめ

プロミスVisaカードは、次のようなタイプの方におすすめです。

 

  • カードローンとクレジットカードどちらも利用したい方
  • カードローン利用でもVポイントを貯めたい方
  • カードローンと分かりにくいカードを持ちたい方

 

プロミスVisaカードは、三井住友カード(NL)をベースにプロミスのカードローンを搭載しており、1枚でクレカとカードローンの両方を利用することができます。

 

クレジットカードの利用だけではなく、カードローンの返済時の利息の支払いでもVポイントが貯まりますので、少しでもお得にカードローンを利用したい方にもおすすめです。

 

また、カードローン一体型カードでありながら、クレジットカード然としたカードデザインなので、財布にもしのばせやすいでしょう。

 

デメリットは3つ

ここでは、プロミスVisaカードを申し込みする前に、知っておくべきデメリットを解説します。

申込手続きが2回必要

プロミスVisaカードの申し込み対象は、満18歳以上のプロミス会員の方となっており、プロミス会員であることが申し込み条件です。

 

そのため、カードローンとクレジットカードで別々に申し込みが必要となる点に注意しておきましょう。

 

プロミスVisaカードの申し込みの流れは次のとおりです。

 

  • 1.プロミスでの借入れの契約
  • 2.プロミスVisaカードの申込内容の入力
  • 3.プロミスVisaカードの入会審査・発行
  • 4.自宅にカード到着

 

申し込みの際には、プロミスでの審査に通過したうえで、プロミスVisaカードの審査を三井住友カードで受ける必要があります。

 

プロミスと三井住友カードでは審査基準が異なりますので、プロミスの審査に通過しても、必ず三井住友カードの審査に通過するとは限りません。

 

三井住友カードの審査に落ちてしまった場合は、プロミスのカードローンのみが利用です。

即時発行に対応していない

三井住友カードでは、即時発行に対応したカードがありますが、プロミスVisaカードは即時発行の対象外です。

 

また、プロミスのカードローンの場合、店頭やATM、自動契約機などで即日発行をすることが可能ですが、プロミスVisaカードは郵送でカードが届くのを待つ必要があります。

 

ただし、プロミスのカードローンは、カードレスでの利用も可能ですので、プロミスでの契約が完了していれば、カードローンのみの即時利用は可能です。

 

家族カードは発行できない

プロミスVisaカードでは、家族カードを発行することができません。

 

プロミスVisaカードは、プロミスでカードローンを契約済みのユーザー向けのクレジットカードなので、家族カードは発行していません。

 

家族用にクレジットカードが必要な方であれば、年会費無料のカードを別途作るのがいいでしょう。

 

こんな人には向かないかも…?

プロミスVisaカードは、申し込み当日の即日発行に対応していないため、即日発行でクレジットカードを作りたい方には不向きです。

 

申込当日にクレジットカードが必要でカードローンも利用したい方は、プロミスVisaカードと同様にカードローン一体型の「ACマスターカード」をおすすめします。

 

ACマスターカード

 

ACマスターカードは、Webでの申し込み後に自動契約機(むじんくん)での発行が可能となっており、最短即日発行が可能です。

 

ACマスターカードについて詳しくはこちら

プロミスVisaカードの特徴

プロミスVisaカードは、カードローン一体型のカードで、三井住友カードとしてのクレジットカードとプロミスのカードローンサービスの2つの機能を1枚で利用できます。

 

買い物やカードローンの利用ではVポイントが貯まり、お得なポイントアップ特典も利用できるので、Vポイントユーザーにおすすめです。

国際ブランドはVisaのみ

プロミスVisaカードの国際ブランドはVisaのみです。

 

Visaは国内外の加盟店のシェアで世界1位の国際ブランドですので、使い勝手で困るような心配はないでしょう。

 

また、Visaのタッチ決済にも対応しているため、タッチ決済対応加盟店でのスマートな支払いができる点も魅力です。

 

申込資格

プロミスVisaカードの申込資格は「満18歳以上のプロミス会員の方(高校生は除く)※20歳未満の方は保護者の同意が必要」となっています。

 

また、プロミスの申込資格は「年齢18~74歳のご本人に安定した収入のある方。(高校生、収入が年金のみの方は除く)」となっていますので、「本人に安定した収入」が必要です。主婦・学生の方でも、アルバイト・パートなど安定した収入があれば申込可能です。

 

プロミスVisaカードでは、プロミスと三井住友カードでそれぞれ審査を受ける必要があります。プロミスで審査通過したからといって、三井住友カードの審査に必ず通過できるわけではないのでご注意ください。

 

ポイントの交換先・お得な使い道

 

Vポイントは、1ポイント=1円程度でさまざまな用途に交換できます。

 

  必要ポイント 交換先
Vポイントアプリチャージ 1ポイント 1円
キャッシュバック 1ポイント 1円
VJAギフトカード 5,000ポイント 5,000円分
楽天ポイント 500ポイント 400ポイント
dポイント 500ポイント 400ポイント
Tポイント 500ポイント 400ポイント
Pontaポイント 500ポイント 400ポイント
nanacoポイント 500ポイント 400ポイント

 

Vポイントアプリでは、1ポイント=1円としてネット通販やショッピングにも活用できます。

 

また、1ポイント=1円のキャッシュバックとして、支払い金額に充当させることができます。共通ポイントへの交換は0.4%還元となります。

 

お得に利用したいのであれば、Vポイントアプリやキャッシュバックとしての利用がおすすめです。

1枚2役のカードローン付きクレジットカード!消費者金融系カードなのにポイントもお得

プロミスVisaカードは、三井住友カード(NL)をベースに、プロミスのカードローン機能が付いた1枚で2つの機能を持つクレジットカードです。

 

  • カードローンとクレジットカードを利用可能
  • 三井住友カードと同様のポイント特典
  • 選べる無料保険が優秀
  • 申し込みは2回必要な点に注意

 

例えば、少しお金が必要だからカードローンを利用したいという方も、プロミスVisaカードなら、カードローンだけではなく普段使いのクレジットカードとして活用できます。

 

三井住友カードと同様のポイント特典が付くため、コンビニや飲食店でポイントが最大7%貯まる点も魅力です。

 

プロミスVisaカードは年会費無料ですので、万が一、急にお金が必要になった時の備えにキャッシング機能も利用したい方は、お守り代わりに作っておくのも良いでしょう!