JAL CLUB-AとCLUB-Aゴールドカードの違い・サービスの差比較
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JALカードにはさまざまなランクのカードが用意されており、自分のニーズに合わせたカードを選択して発行することが可能です。
JALカードのワンランク上のカードとなるのが「CLUB-Aカード」で、さらに上位のゴールドカードが「CLUB-Aゴールドカード」です。
CLUB-Aカード・CLUB-Aゴールドカードともに、一般カードよりも上質なサービスが用意されており、JALでのフライトの際にも快適なサービスをうけることができます。
CLUB-AカードとCLUB-Aゴールドカードのサービスや特典にどの程度の違いがあるのかというのも、カードを選択する際の重要な判断基準です。
今回は、CLUB-AカードとCLUB-Aゴールドカードの違いを多角度から比較して、どちらのカードがお得になるのかを解説します。
目次
基本スペックを徹底比較
まずは、CLUB-AカードとCLUB-Aゴールドカードの基本スペックを比較します。
CLUB-Aカード | CLUB-Aゴールドカード | |
---|---|---|
券面デザイン | ||
年会費 | 11,000円(税込) | 17,600円(税込) |
家族カード | 3,850円(税込) | 8,800円(税込) |
ETC | 無料 | 無料 |
申込資格 | 高校生を除く18歳以上の方 | 20歳以上で 安定した収入のある方 |
国際ブランド | JCB、Visa、Mastercard | JCB、Visa、Mastercard |
還元率 | 0.5% | 1.0% |
旅行傷害保険 | 国内:最高5,000万円 海外:最高5,000万円 |
国内:最高5,000万円 海外:最高5,000万円 |
JALカードにはさまざまな国際ブランドのカードが発行されていますが、一般的なJCB・Visa・Mastercardのカードのスペックを比較しています。
基本的にはCLUB-Aゴールドカードが上位カードとなっており、スペックはCLUB-Aゴールドカードの方が有利になっています。
また、CLUB-Aゴールドカードはゴールドカードとなっていますので、学生の方では申込みすることができません。
ここからは、両者のカードのサービスや機能の差をさらに細かい角度から比較していきます。
国際ブランドによる発行会社の違い
JALカードでは、国際ブランドによって発行会社が異なり、アメックスやダイナースの発行するハイクラスなカードも発行されています。
CLUB-AカードとCLUB-Aゴールドカードでは、JCBの発行するJCBブランド、DCカードの発行するVisa/Mastercardブランドがあります。
国際ブランド提供の付帯サービスの違いのほか、CLUB-Aゴールドカードでは発行会社によって海外旅行傷害保険の補償金額も変わってくるのですね。
CLUB-Aゴールドカードには、JCB・Visa・Mastercardの基本のカードに加えて、
- JAL アメリカン・エキスプレス®・カード CLUB-Aゴールドカード
- JALダイナースカード
- JALカードSuica
があり、特別なサービスをうけることができる反面、コストは高くなっています。
CLUB-Aゴールドカードの各カードの年会費を比較すると、
本会員 | 家族会員 | |
---|---|---|
JCB・Visa・Mastercard | 17,600円(税込) | 8,800円(税込) |
アメックス | 20,900円(税込) | 8,800円(税込) |
ダイナース | 30,800円(税込) | 9,900円(税込) |
JALカードSuica | 20,900円(税込) | 8,800円(税込) |
このように、JALダイナースでは30,800円(税込)と、通常のCLUB-Aゴールドカードの2倍近い非常に高額な年会費が必要となっています。
ただし、JALダイナースではダイナースクラブカードの基本の特典を利用することができますので、上質な特典をうけられるJALカードとなっているのですね。
- ALカードの国際ブランドの選び方
還元率で比較
マイル還元率で比較すると、CLUB-AカードとCLUB-Aゴールドカードは同等です。
CLUB-AカードとCLUB-Aゴールドカードでは、カードの利用で直接JALマイルを貯めることができます。
CLUB-Aカードでは、通常マイル還元率0.5%となっており、年会費3,300円(税込)のショッピングマイルプレミアム入会でマイル還元率が1.0%にアップする特典があります。
CLUB-Aゴールドカードではショッピングマイルプレミアムが無料で付帯しており、同じく1.0%還元でJALマイルを貯めることができるのですね。
CLUB-AカードとCLUB-Aゴールドカードの年会費の差は6,600円(税込)となっていますが、ショッピングマイルプレミアムが付帯していることで年会費の差は少なくなります。
CLUB-Aカード | CLUB-Aゴールドカード | |
---|---|---|
カード年会費 | 11,000円(税込) | 17,600円(税込) |
ショッピングマイルプレミアム | 3,300円(税込) | 無料 |
合計 | 14,300円(税込) | 17,600円(税込) |
ショッピングマイルプレミアムの年会費を含めると、CLUB-AカードとCLUB-Aゴールドカードの年会費の差は3,300円(税込)となります。
CLUB-AカードとCLUB-Aゴールドカードともに、JALグループ便の利用で区間基本マイルの25%のフライトボーナスマイルを貯めることができます。
カードの利用でのショッピングマイル・フライトボーナスマイルは同等となっており、双方のカードでお得にJALマイルを貯めることが貯めることが可能となっているのですね!
JALマイルはお得な特典航空券に交換することが可能となっており、1マイル=2円〜5円程度の価値で利用することができます。
- JALの特典航空券の必要マイル数
JALカード特約店を活用してさらにお得にマイルを貯めよう
CLUB-AカードとCLUB-Aゴールドカードでは、JALカード特約店でマイル還元率が2倍になる特典をうけることが可能です。
JALカード特約店には、毎日利用する身近な店舗が加盟しています。
- イオン
- ファミリーマート
- マツモトキヨシ
- ウエルシア
- ENEOS
- ロイヤルホスト
このように、さまざまなカテゴリーの店舗でマイルアップの特典をうけることが可能となっているのですね。
特に、毎日利用するイオンでJALマイルが2倍になるのは大きなメリットです。
毎回3,000円〜5,000円のお買い物をされる方の場合、イオンでのお買い物のたびに60マイル〜100マイルを積み立てることができるのは大きいですよね。
「JALマイルのお得な貯め方!一般家庭なら1年で何マイル貯められる?」でも解説しているように、JALカード特約店を上手に活用することで一般家庭でも年間万単位のマイルを貯めることが可能となっているのですね。
付帯保険で比較
ここでは、CLUB-AカードとCLUB-Aゴールドカードの海外旅行傷害保険の補償内容を比較します。
CLUB-Aゴールドカードでは、JCBとVisa/Mastercardで補償金額が異なります。
CLUB-A カード |
CLUB-A ゴールドカード(Visa/Mastercard) |
CLUB-A ゴールドカード(JCB) |
|
---|---|---|---|
死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 | 最高5,000万円 | 最高1億円 |
傷害治療 | 最高150万円 | 最高150万円 | 最高300万円 |
疾病治療 | 最高150万円 | 最高150万円 | 最高300万円 |
携行品損害 | 最高50万円 | 最高50万円 | 最高50万円 |
救援者費用 | 最高100万円 | 最高100万円 | 最高400万円 |
賠償責任保険 | 最高2,000万円 | 最高2,000万円 | 最高1億円 |
家族特約 | – | 最高1,000万円 | 最高1,000万円 |
このように、CLUB-Aカードでは発行会社による補償金額の違いはありませんが、CLUB-AゴールドカードではJCBブランドの方が補償が手厚くなっています。
対して、DCカード発行のVisa/MastercardブランドのCLUB-Aゴールドカードの補償金額は、家族特約は付加されているものの、下位カードのCLUB-Aカードの補償とほぼ同等です。
CLUB-Aゴールドカードで、手厚い海外旅行傷害保険の補償を求める場合にはJCBブランドでの発行がおすすめです。
空港特典で比較
空港特典の中でも特に利用頻度の高い「空港ラウンジサービス」は、CLUB-Aゴールドカードのみに付帯しています。
空港ラウンジサービスでは、国内の主要空港に設置された空港ラウンジを無料で利用することが可能となっており、空港での待ち時間を有意義に過ごすことができます。
フライトの際に便利に利用することができるサービスとなっていますので、より快適に空港を利用したい方にはCLUB-Aゴールドカードがおすすめです。
ただし、CLUB-Aカードもワンランク上のJALカードとなっていますので、JAL普通カードにはない空港特典を利用することができます。
- ビジネスクラスチェックインカウンター
- 手荷物宅配優待サービス
などの特典は、CLUB-Aカード・CLUB-Aゴールドカード共通で利用することができるサービスとなっています。
ビジネスクラスチェックインカウンターは、通常はビジネスクラス以上のシートを購入した方しか利用できない専用のチェックインカウンターです。
CLUB-Aカード・CLUB-Aゴールドカードの会員の方は、エコノミークラス利用時もビジネスクラスチェックインカウンターを利用できますので、スムーズにチェックインすることができます。
また、CLUB-Aカード・CLUB-Aゴールドカードでは、国際線の帰国時にスーツケース1個までの手荷物を500円・ワンコインで宅配してもらうことができます。
空港手荷物宅配サービスは通常1,500円〜2,000円程度必要なサービスですので、非常に大きなメリットですよね!
審査で比較
両者のカードを審査で比較すると、基本的にはCLUB-Aゴールドカードが上位カードとなるので、CLUB-Aカードよりも審査のハードルは高くなっているのですね。
CLUB-AカードとCLUB-Aゴールドカードの申込資格を比較します。
CLUB-Aカード | 高校生を除く18歳以上の方 |
---|---|
CLUB-Aゴールドカード | 20歳以上で安定した収入のある方 |
このように、CLUB-Aゴールドカードでは原則として学生の申し込みは不可となっています。
対して、CLUB-Aカードはワンランク上のカードとは言っても一般カードですので、学生や専業主婦の方でも作りやすいカードとなっています。
審査に自信がない方の場合には、まずはCLUB-Aカードを取得してクレジットヒストリーを積むというのもいいでしょう。
- JALカードの審査基準
完全陸マイラーの方はJAL CLUB-Aがおすすめ
CLUB-Aカードでは、ショッピングマイルプレミアムに入会することで、CLUB-Aゴールドカードと同等のマイル還元率で利用することが可能です。
常に1.0%還元でマイルを貯めることができるだけではなく、JALカード特約店でマイルアップの特典がありますので、陸マイラーの方でもお得にマイルを貯めることが可能です。
ショッピングマイルプレミアム年会費と合わせても14,300円(税込)で利用することができますので、CLUB-Aゴールドカードよりもコストを安く抑えることができます。
ワンランク上のJALカードとなるCLUB-Aカードでは、ビジネスクラスチェックインカウンターや手荷物宅配サービスの優待割引などの特典をうけることが可能です。
マイルをただ貯めるだけではなく、特典航空券に交換して利用する際にも非常に快適に空港サービスをうけることができるのですね!
フライトでもお得に利用したい方はCLUB-Aゴールドカードがおすすめ
マイルを利用した特典旅行だけではなく、頻繁に海外旅行に出かける方にはCLUB-Aゴールドカードがおすすめです。
CLUB-AカードとCLUB-Aゴールドカードの大きな違いとなっているのが、空港ラウンジサービスの有無の違いです。
空港ラウンジサービスは、空港での待ち時間の過ごし方を変えてくれるサービスとなっていますので、年に1回以上は空港を利用するという方は一択でCLUB-Aゴールドカードがおすすめとなっています。
また、CLUB-Aゴールドカードでは、国際ブランドをJCBに選択した場合、手厚い補償内容の海外旅行傷害保険を利用することが可能となっています。
ショッピングマイルプレミアムと合わせると年会費の差は3,000円となっていますので、フライトでもお得に利用したい方にはCLUB-Aゴールドカードがおすすめとなっているのですね。
より上質な空港特典を利用することができるJALカードを活用しよう!
CLUB-AカードとCLUB-Aゴールドカードでは、ビジネスクラスチェックインカウンターなどのワンランク上の特典を利用することができます。
- CLUB-AカードとCLUB-Aゴールドカードの年会費の差は3,000円
- 陸マイラーはCLUB-Aカードでも充分
- 空港ラウンジを利用したい方はCLUB-Aゴールドカード
ショッピングマイルプレミアムを合わせると、CLUB-AカードとCLUB-Aゴールドカードの年会費の差は3,000円となっており、空港ラウンジサービスが大きな判断基準となります。
CLUB-Aゴールドカードには新しくJALカードSuicaも追加され、Suicaユーザーにもお得に利用することができるのですね。
「JALカードのおすすめは?色んな角度で比較して自分にぴったりの1枚を見つけよう」でも解説しているように、JALカードにはさまざまなラインナップのカードが用意されていますので、自分に合ったカードを探してみましょう!