
クレジットカードを選択するうえで、低コストであることと高還元であることは正義です。
現在ラインナップされているクレジットカードの中で、低コスト&高還元でクレジットカードを選ぶのであれば「REXカード」と「リクルートカード」を外しては語れないでしょう。
ともに、クレジットカードの還元率のボーダーラインである1.0%を軽く超え、1.2%オーバーの高還元率を誇る優秀なカードとなっています。
それでは、この2枚のカードからメインカードにするべきカードを選択するとすれば、どちらのカードにするのが正解なのでしょうか?
今回は、低コスト&高還元率カード対決として、REXカードとリクルートカードを徹底的に比較していきましょう。
目次
REXカードとリクルートカードを基本情報で比較
まずは、REXカードとリクルートカードを基本情報から比較してみましょう。
REXカード | リクルートカード | |
---|---|---|
![]() |
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|
年会費 | 無料 | 無料 |
家族会員 | 無料 | 無料 |
ETC | 無料 | 無料 |
国際ブランド | Visa | Visa、JCB、Mastercard |
申込資格 | 高校生を除く18歳以上の方 | 高校生を除く18歳以上の方 |
REXカードとリクルートカードを基本情報で比較すると、唯一違いがあるのが国際ブランドの違いです。
リクルートカードでは、JCBと提携して発行するJCBブランド、三菱UFJニコスと提携して発行するVisa/Mastercardと主要3ブランドを選択することができます。
ただし、REXカードでも国際ブランドのシェアNO.1のVisaとなっていますので、両者のカードで国際ブランドによる使い勝手の差は無いと考えていいでしょう。
両者のカードともに、本会員・家族会員の年会費はもちろんのこと、ETCカードも含めて年会費無料となっており、コスト0円でカードを維持することが可能です。
還元率は1.25%のREXカードがお得!入会後3か月間の利用実績で特典も
低コスト・高還元率対決である以上、ポイント還元率の比較が最も重要な項目となってきます。
- REXカードは2,000円に25ポイントのREXポイント
- リクルートカードは100円に1.2ポイントのリクルートポイント
REXポイント・リクルートポイントともに、1ポイント=1円相当となっていますので、還元率は1.25%還元のREXポイントが有利です。
ただし、ここで注目が必要なのはポイントの付与条件の違いです。
REXカード・リクルートカードともに、ポイントの付与は月間の累計金額に対しての付与となりますので、切り捨てられるポイントは最小限で済みます。
しかし、REXカードではポイント付与条件が2,000円に25ポイントとなっていますので、2,000円以下の端数が切り捨てられてしまいます。
仮に月間の利用金額が3,000円だとすると、
- REXカードでは1,000円分が切り捨てられて25ポイント
- リクルートカードでは3,000円分のポイント満額で36ポイント
と、リクルートカードの方がより多くのポイントを獲得することができます。
実際には、月間の利用金額が3,000円と言うことはないでしょうから、両者のポイント付与条件での差は小さくなります。
5万円〜10万円を超える利用金額では、2,000円未満が切り捨てられてしまっても、REXカードの方が有利になってくるでしょう。
REXカードのリボ払いでは最強の還元率1.75%
通常還元率も1.25%とリクルートカードを上回るREXカードですが、リボ払いの利用ではさらにポイントが優遇されます。
REXカードでは、リボ払いでの利用分は2,000円ごとに35ポイントが付与され、1.75%と言う驚異の還元率でカードを利用することができます。
ジャックスでは便利なリボ払いサービス「Jリボ」を利用することができますので、リボ払いを活用して大量のポイントを獲得するのも良いのではないでしょうか。
ただし、リボ払いの利用ではリボ手数料が発生しますので、計画的に利用するようにしましょう。
REXカードでは入会後3か月の利用実績に応じた特典も
REXカードでは、入会後3か月の利用実績に応じて、お得なキャッシュバックがプレゼントされる特典があります。
REXカードの入会と同時にJリボサービスに登録すると2,000円のJデポがプレゼントされ、さらに入会後3か月間での利用実績に応じて最大3,000円分が加算されます。
5万円以上の利用 | 1,000円分 |
---|---|
7万円以上の利用 | 2,000円分 |
10万円以上の利用 | 3,000円分 |
入会後3か月間の利用で10万円以上の利用があった場合、3,000円分のJデポが加算されますので、合計で最大5,000円分のJデポを獲得することができます。
Jデポはジャックスのキャッシュバックシステムとなっていますので、Jリボサービスの利用で最大5,000円のキャッシュバックをうけることができるのですね。
ポイントの使い勝手はPontaポイントに交換できるリクルートカードの圧勝
ポイントの使い勝手で比較すると、人気の共通ポイント「Pontaポイント」と相互交換することができるリクルートカードが圧勝です。
REXカードで貯められるREXポイントでは、
- 1,500ポイント=1,500円分のJデポ
- 1,500ポイント=ANAマイル300マイル
と、ポイントの使い道が限定されてしまっています。
Jデポはカードの利用金額に適用されるキャッシュバック還元となっていますので、非常にお得な交換先であると言えます。
マイルへの交換では還元率は0.3%となりますので、REXカードはキャッシュバック専用カードとして利用する方がほとんどでしょう。
リクルートポイントは、じゃらん.netなどのサービスで1ポイント=1円として利用できるだけではなく、人気の共通ポイント・Pontaポイントに相互交換が可能です。
Pontaポイントはローソンをはじめとした幅広い店舗で1ポイント=1円として現金同様に利用できるので、より幅広い店舗・サービスでポイントを活用することができるのですね。
Loppiお試し引換券での還元率アップも!
Pontaポイントの最もお得な使い道となるのは、ローソンでのLoppiお試し引換券への交換です。
Loppiお試し引換券では、ローソンの新商品や定番商品を、お得にPontaポイントで交換することができます。
150円のカップ麺が50ポイント・130円のお酒が60ポイントなど、1ポイント2円〜3円程度で商品と交換することが可能となっています。
Loppiお試し引換券はLoppi端末で簡単に利用することができますので、Pontaポイントを貯めている方は活用するようにしましょう。
電子マネー利用者は迷わずリクルートカード!
電子マネーとクレジットカードを併用する場合には、迷わずリクルートカードを選択した方がお得です。
REXカードでは、Suica・SMART ICOCAのチャージで1.25%のポイント還元をうけることができます。
リクルートカードでは、Suica・SMART ICOCAに加えて、人気の電子マネーへのチャージでもポイントを貯めることが可能です。
リクルートカードの電子マネーチャージでのポイント付与対象は、国際ブランドによって異なります。
JCB | Visa/Mastercard | |
---|---|---|
nanaco | 〇 | 〇 |
楽天Edy | – | 〇 |
Suica | 〇 | 〇 |
SMART ICOCA | – | 〇 |
nanaco・Suicaでは、どの国際ブランドを選択した場合でも1.2%還元でポイントを貯めることができます。
セブン-イレブンなどでのnanaco利用では、100円につき1ポイントのnanacoポイントを貯めることができますので、ダブルポイントで合計2.2%還元が可能です。
また、三菱UFJニコス発行のVisa/Mastercardのブランドを選択した場合には、楽天Edy・SMART ICOCAへのチャージでもポイントが貯まり、電子マネーとの相性が最強となります。
旅行傷害保険はREXカードが手厚い。ただし選択制の補償に注意
REXカードとリクルートカードでは、ともに年会費無料の低コストカードでありながら、優秀な付帯保険を利用することができます。
ここでは、特に利用頻度の高い、海外旅行傷害保険の補償内容で比較します。
REXカード | リクルートカード | |
---|---|---|
保険適用条件 | 自動付帯 | 利用付帯 |
死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 | 最高2,000万円 |
傷害治療 | 最高200万円 | 最高100万円 |
疾病治療 | 最高200万円 | 最高100万円 |
携行品損害 | 最高20万円 | 最高20万円 |
救援者費用 | 最高200万円 | 最高100万円 |
賠償責任 | 最高2,000万円 | 最高2,000万円 |
海外旅行傷害保険の付帯条件・補償内容ともに、REXカードの方が手厚い補償になっていることがわかります。
REXカードの海外旅行傷害保険は自動付帯となっていますので、他のクレジットカードと組み合わせて補償を上乗せすることも可能です。
ただし、注意が必要な点が、REXカードの旅行傷害保険はショッピング保険との選択方式である点です。
REXカードでは、
- 年間100万円のショッピング保険
- 旅行傷害保険
のいずれかを選択して付帯させることができます。
リクルートカードでは、旅行傷害保険に加えて最高200万円のショッピング保険が付帯しますので、どちらも利用したいと言う場合にはリクルートカードの方が有利です。
REXカードを利用する場合には、優秀な補償内容の旅行傷害保険を付帯された方がお得でしょう。
リクルートカードのショッピング保険は国際ブランドによって異なる
リクルートカードでは、最高2,000万円の旅行傷害保険と、年間200万円のショッピング保険が付帯します。
ただし、ショッピング保険の付帯条件は、国際ブランドによって違いがありますので注意が必要です。
- JCB選択時は国内外で購入した商品を補償
- Visa/Mastercard選択時は海外購入分、および国内でのリボ・分割払いで購入した商品を補償
三菱UFJニコスが発行するVisa/Mastercardを選択した際には、国内での一括払い利用分はショッピング保険の補償の対象外となります。
ショッピング保険の補償をしっかりと受けたい場合には、国際ブランドはJCBを選択する方が有利です。
REXカードではジャックスの優待が魅力
REXカードの大きな魅力となっているのが「J’sコンシェル」をはじめとしたジャックスでの様々な優待サービスです。
J’sコンシェルはホテルや食事での優待をはじめ、くらしや資格取得などの様々な加盟店のサービスを優待料金で利用することができる、会員専用の優待サービスです。
それだけではなく、REXカードでは非常に幅広い店舗やサービスでの優待をうけることが可能となっています。
- ホテル・宿泊優待
- レストラン優待
- 葬祭優待サービス
- カーシェアリング優待サービス
このように、様々な優待をうけることができますので、毎日の生活でお得に利用できるカードとなっているのですね。
高還元でのポイント還元だけではなく、こうした日常生活でお得になる優待サービスが付帯しているというのは、大きなメリットと言えるでしょう。
リクルートカードではリクルートのサービスでお得に優待を
リクルートのサービスでは、
- じゃらん.net
- ホットペッパー
- ホットペッパービューティー
など、宿泊や食事・美容室をお得に利用することができるサービスが充実しています。
リクルートカードでリクルートのサービスを利用すると、じゃらん.netでのポイント10%還元プランなどのお得なポイント還元をうけることが可能となっています。
様々なサービスをお得に利用できるリクルートのサービスで大量のポイントを貯めると言うのも良いのではないでしょうか。
付帯サービスは国際ブランドの選択肢の多いリクルートカードが優秀
リクルートカードでは、選択した国際ブランドによって付帯サービスの内容に違いがあり、海外旅行などで便利な付帯サービスを利用することができます。
- JCB選択時:JCBプラザ/プラザラウンジなどの海外デスク
- Visa/Mastercard選択時:海外アシスタンスデスク・ハローデスク
いずれの国際ブランドを選択した際にも、海外旅行の際に便利に利用することができる海外デスクを利用することができます。
また、JCB優待ガイド・ふらっとぷらっとなどの海外優待サービスを利用することができますので、海外旅行中の食事やお買い物などをお得に楽しむことができます。
REXカードでもJ’sコンシェルをはじめとした優待サービスが魅力となっていますが、海外旅行用のカードとしてはリクルートカードの方が便利と言えるかもしれませんね。
高還元率カード対決、結局どっちのカードがお得?
REXカードとリクルートカードを比較してみると、ポイントの使い勝手や付帯保険などでも細かな違いがありました。
低コスト&高還元率対決では、果たしてどちらのカードに軍配が上がってくるのでしょうか?
ここでは、両者のカードのどちらがお得なカードになるのか、まとめておきましょう。
キャッシュバックならREXカードの1.25%還元
単純なポイント還元率の高さで選ぶのであれば、1.25%還元のREXカードの方が有利です。
REXカードで貯めることができるREXポイントは、ジャックスのキャッシュバックシステム・Jデポに交換することができます。
高還元率で貯めることが可能となっており、直接的にカード利用金額にキャッシュバック還元されるREXポイントは、非常にお得に利用することができますよね。
ポイントの使い道を考えるのが面倒、と言う方にもREXカードのキャッシュバックはシンプルで嬉しいですよね。
また、ジャックスモール経由のネット通販では1.75%以上の高還元で利用することが可能となっており、ネット通販でのお買い物でもお得にポイントを貯めることができます。
ポイントの使い勝手にこだわるならリクルートカード
リクルートカードの大きなメリットとなっているのが、貯まったポイントを共通ポイント・Pontaポイントに交換できる使い勝手の良さです。
リクルートポイントの還元率は1.2%と、還元率の面ではREXカードに劣っているものの、ポイントの使い勝手の幅では圧倒的に有利となっています。
Pontaポイントはローソンをはじめとした幅広い店舗やサービスで利用可能となっているほか、ローソンのLoppiお試し引換券でお得に商品を交換することができます。
リクルートカードでは、nanacoをはじめとした電子マネーとの相性も非常によく、電子マネーとの併用でダブルポイントをお得に獲得することができます。
国際ブランドごとの便利な付帯サービスも充実しており、コストパフォーマンスに優れたカードであると言えるしょう。
還元率を論点にするとREXカード。使い勝手はリクルートカードの方が有利
今回は、REXカードとリクルートカードを低コスト&高還元率カード対決として比較してきました。
- 高還元という点ではREX1.25%還元のREXカードが有利
- ポイントの幅広い使い勝手を考えるとリクルートカードが有利
このようにまとめることができるのではないでしょうか。
低コスト・高還元と言う観点では、通常還元率1.25%のREXカードが有利になってくるでしょう。
さらに、REXカードではジャックスモール経由でのネット通販で、Amazon・楽天市場などの人気のネット通販で1.75%の高還元でポイントを貯めることができます。
ただし、ポイントの使い勝手と言う面では、ポイントをPontaポイントに相互交換できるリクルートカードが有利であると言えるでしょう。
キャッシュバックか共通ポイントか、と言う基準でどちらのカードにするか考える、と言うのも良いのではないでしょうか。

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