2021年12月、ダイナースクラブカードからよりハイクラスな法人カード「ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカード」がリリースされました。
「ダイナースクラブ ビジネスカード」と、インビテーション制の個人カード「ダイナースクラブ プレミアムカード」の特典が利用できますので、より上質なサービスを受けたいという方には特に魅力的なカードです。
また、今回のリリースに合わせてダイナースクラブ ビジネスカードもサービスが改定され、より利用しやすい法人カードになっています。
ダイナースクラブの法人カードが気になっている方や、すでに利用していて上位カードが気になる方は、検討材料としてご覧ください。
目次
ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカードの特徴
ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカードは、以下のような特徴のある法人カードです。
- 年会費は143,000円と高額
- ビジネスコンパニオンカードが年会費無料で発行可能
- いつでも1.5%還元でポイントが貯まる
- プレミアムカードとしてのサービスが利用可能
- ビジネスカード限定サービスが利用可能
- 新カードデザインに対応
- ポイントの相互合算が可能
- 利用可能枠に一律の制限がない
年会費は143,000円と高額
ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカードの年会費は、個人用のダイナースクラブ プレミアムカードと同じで、143,000円(税込)と高額です。年会費の優遇特典などもありません。
ダイナースクラブ ビジネスカードの年会費が27,500円(税込)なので、5.2倍、11万円以上の差があります。サービス内容・特典から、年会費を払うだけの価値があるかを見極める必要はあるでしょう。
社員用の追加カードについては、年会費無料で4枚まで発行できます。
ETCカードは本カード・追加カードにそれぞれ1枚ずつ発行でき、年会費・発行手数料は無料です。
複数社分のカードを発行可能
ダイナースクラブカードのビジネスカードでは、複数社のカード発行に対応し、カードごとの決済口座の設定が可能です。
複数の会社を経営している方には大きなメリットですね。各クレジットカードの裏面には、会社名が英字で印字されます。
ビジネスコンパニオンカードが年会費無料で発行可能
ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカードでは、Mastercardブランドの決済専用カード「ビジネスコンパニオンカード」を本会員はもちろん、追加会員も年会費無料で利用できます。
国際ブランドとして、ダイナースクラブは国内JCB加盟店でも利用できますが、ビジネスコンパニオンカードを利用することで世界シェアの多いMastercard加盟店でも決済できますので、利用シーンが広がります。
個人カードに付帯するコンパニオンカードとは異なり、ビジネスコンパニオンカードではMastercardとしての特典は利用できません。あくまでもMastercardでの決済専用のカードです。
- ダイナースクラブのコンパニオンカード
いつでも1.5%還元でポイントが貯まる
ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカードのポイント還元率は1.5%。ダイナースクラブ ビジネスカードが1.0%なので、ビジネスの決済で1.5倍でポイントが貯まります。
ただし、ビジネスコンパニオンの還元率は1.0%なので、Mastercard加盟店での利用時には注意しましょう。
ダイナースクラブカードの利用で貯まるポイントは、各種マイルや共通ポイント・ギフトカードなどへの交換、利用代金に充当、エグゼクティブ ダイニングへの利用など、使い道が豊富。
有効期限も無期限で、失効することがないため、使い勝手のよいポイントです。
- ダイナースリワードポイント
プレミアムカードとしてのサービスが利用可能
ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカードでは、以下のような個人カードのダイナースクラブ プレミアムカードと同様のサービスを利用できます。
- 24時間対応のコンシェルジュ
- プレミアム エグゼクティブ ダイニング
- 最高1億円の海外旅行傷害保険が自動付帯
- 最高1億円の国内旅行傷害保険が自動付帯
- 最高1億円のゴルファー保険が自動付帯
ダイナースクラブ ビジネスカードには、コンシェルジュサービスが付帯しないので、ビジネスにおける各種手配をコンシェルジュに依頼できるのは大きいですね。
また、ダイナースクラブの付帯サービスの代名詞でもある「エグゼクティブ ダイニング」では、2名以上で所定のコース料理を利用すると1名分が無料になります。店舗によっては6名以上の利用で2名分が無料になる場合もあります。
ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカードに付帯する「プレミアム エグゼクティブ ダイニング」では、サービス内容は同じですが対象の店舗が増えるので、より多くの選択肢からレストランが選択できます。
- ダイナースプレミアム完全ガイド
ビジネスカード限定サービスが利用可能
ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカードでは、法人カードならではの特典として、以下のサービスが利用できます。
- クラウド会計ソフト「Freee」初年度2ヵ月分割引
- 人事労務ソフト「オフィスステーション」連携ツールの利用無料
- 税務・法務相談が初回相談料無料や優待料金
- ビジネスコンサルティングサービス
- 企業・入札情報「ジー・サーチ」月会費6ヵ月間無料
- 健康診断 割引優待
- スポーツクラブ「INSPA」法人会員入会金無料
- 名門ゴルフ場予約特典
- ビジネス・ラウンジ&コ・ワーキングスペース優待
ビジネス向けのソフトやサービスをお得に利用できるほか、健康や接待、交流などといったさまざまなシーンで活躍するサービスが豊富です。
中でもゴルフ場の優待特典は豊富かつ優れているため、接待においても役立つでしょう。
新カードデザインに対応
ダイナースクラブは2020年12月に60周年を迎え、合わせてカードデザインを一新。ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカードも、この新カードデザインに対応しています。
これまで表面にあったエンボス加工のカード番号を含め、カード情報を裏面に集約したことで、よりスマートな印象を与える仕上がりになっています。
個人カードであるダイナースクラブ プレミアムカードとの違いは、法人カードとしてカード右肩に「Business」の記載以外にも、個人カードは光沢仕上げ・ビジネスカードはマット加工仕上げとなっており、見分けが付きやすいように工夫されています。
- ダイナースクラブカードがリニューアル
ポイントの相互合算が可能
ダイナースクラブでは、個人カードとビジネスカードのポイントを合算して利用できます。
好きな方のカードに合算できるので、ダイナースクラブの個人カード・ビジネスカード両方利用している方にとっては助かりますね。
利用可能枠に一律の制限がない
ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカードに限ったことではありませんが、ダイナースクラブカードでは利用可能枠に一律の制限を設けていません。
他社カード同様、年収や利用実績に基づき個別に設定されますが、その限度額に制限はないため実績次第では1,000万円以上の利用枠が設定される場合もあります。
2021年12月からのビジネスカードの変更点
ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカードのリリースに伴い、ダイナースクラブ ビジネスカードのスペックも、2021年12月13日の時点で以下のように変更され、より使い勝手のよい法人カードになりました。
- 年会費改定(値下げ)
- カードデザイン刷新
- ビジネスコンパニオンカードを発行可能
- ビジネスサービスの拡充
年会費改定
ダイナースクラブ ビジネスカードの年会費は27,500円(税込)になりました。
改定前は29,700円(税込)だったため、今回の改定により、2,200円の値下げとなりました。
カードデザイン刷新
ダイナースクラブ ビジネスカードはこれまでブルーカラーを基調としたデザインでしたが、今回の改定に伴い個人カードのダイナースクラブカード同様のシルバーに変更。
個人カードは券面が光沢仕様、ビジネスカードはマット仕様となっています。カード情報を裏面に集約し、すっきりとしたスタイリッシュな印象が強まりました。
ビジネスコンパニオンカードを発行可能
ダイナースクラブ ビジネスカードでも、「ビジネスコンパニオンカード」を各カード1枚ずつ発行できます。
ビジネスコンパニオンカードのスペックは、ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカードで発行できるものと同じで、Mastercardブランドの決済専用カードとなっています。
ビジネスサービスの拡充
ダイナースクラブ ビジネスカードには、ビジネスコンサルティングサービスやビジネス・ラウンジ&コ・ワーキングスペース優待といった、ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカード同様の特典がいくつか追加されました。
また、以前からあった「名門ゴルフ場予約特典」では、月1回5,000円のプレーフィーをダイナースクラブが負担する特典が追加されました。
ビジネス・アカウントカードは年間手数料アップ
ダイナースクラブの法人決済用カードには、法人カードとして発行する以外にも、個人カードに追加して発行する経費決済専用カード「ビジネス・アカウントカード」もあります。
こちらはあくまでも追加カードなので、社員用の追加カードは発行できませんが、個人カードとは別の支払い口座の設定が可能で年間手数料も安いので、個人事業主の方に重宝されています。
しかし、ビジネス・アカウントカードの年間手数料が、2022年4月に改訂を予定。これまで2,200円(税込)だったところが、5,500円(税込)に値上がりします。
これにより2022年4月以降は、年会費24,200円(税込)のダイナースクラブカードでビジネス・アカウントカードを発行すると、年間のコストが29,700円となります。
ダイナースクラブ ビジネスカードは年会費を値下げして27,500円(税込)となっていますので、こちらの方が安くなります。
今後、ビジネス・アカウントカードの利用を考えている方は、ダイナースクラブ ビジネスカードも要検討です。
まずはダイナースクラブ ビジネスカードから
ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカードは、ある程度の年収とダイナースクラブの利用実績が必要になります。
そのため、まずはダイナースクラブ ビジネスカードで利用実績を積み、ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカードへの切り替えを目指すのが無難でしょう。
ダイナースクラブ ビジネスカード
- 登記簿謄本・決算書の提出不要
- エグゼクティブ ダイニングが利用可能
- 今なら初年度年会費無料
会社設立や独立から間もない方でも、気軽に申し込みしやすい「ダイナースクラブ ビジネスカード」。
ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカードとは、年会費で11万円以上の違いはありますが、ダイニング特典は同様のものが利用できますので、ダイナースクラブの法人カードを利用してみたい方にはぴったりでしょう。
ビジネスカードのリニューアルキャンペーンにより、2022年3月31日までは初年度の年会費が無料になりますよ。
ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカードで上質なビジネスサービスを
ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカードは、ラグジュアリー法人カードであり、高い還元率や豊富な特典といった使い勝手のよさも兼ね備えています。
- 社員用追加カードは4枚まで年会費無料で発行可能
- Mastercardブランドの決済専用カードが発行可能
- 個人用カードのプレミアム特典+法人向けのプレミアム特典が付帯
- ポイント還元率はいつでも1.5%
- 個人カードとビジネスカードでポイントの合算が可能
ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカードの取得を目指すのであれば、まずはダイナースクラブ ビジネスカードで利用実績を積むのがベター。
ステータスカードであるダイナースクラブから信頼を勝ち得て、さらなるステータス性を手に入れましょう。
クレジットカードに関する役立つ情報を発信しています。
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